ザ・グレート・展開予測ショー

いつだって☆ハッピー・ハッピーライフ!(その5) −夢(その3)ー


投稿者名:来栖川のえる
投稿日時:(01/ 3/24)

その女性は空を眺めていた。どこまでもどこまでも続く空を・・・・。
自分達はあの雲のようにこの「時の流れ」をたださまようだけなのだろうか・・・・・。
女性は、悩んでいた。考えることがいっぱいありすぎた。今までのなにもかもが・・・・
音を立てて崩れていくような気がして・・・・・・
女性の目には涙が浮かんでいる。・・・・・どこが悲しいの?どこが不安なの?
・・・・・・・俺の言葉は届かない・・・・・・・・
「ふうっ・・・・・」
女性は、小さく一つ、ため息をつく。
「ばかばかしい・・・・・。だいたい、いくらあいつがすごいゴーストスイーパーだとしても見破れるはずが・・・・・・それに・・・・・・・」
女性はそこでいったん区切ると、手を空にかざした。そして・・・・
「・・・・・・・私は・・・・・・・なにもしていないから・・・・・・・・・」






日がたつのは早いものだ。それから一週間の時がすぎさっていた。・・・・その晩・・・
「ここです、泰成さま・・・」
ぼそぼそ声が暗闇に聞こえる。
「ふむ・・・・・たしかに妖気がただよっているようだな・・・・」
そう言って、泰成とよばれた男はそっと障子に手をかざす。
「・・・まちがいない、ここにいるのは妖狐じゃ。・・・・そして、上皇の病の原因だ・・・」
そう言ってその男は、かすかに笑った。
「・・・では、今すぐにでも乗り込みましょう・・・」
別の男が泰成に提案する。
「・・・・・・・うむ・・・」
そう言うと泰成は自分自ら障子を開けた。

スススス・・・・・・・

障子がかすかな音をたてて開く。
その時だった!

ビシュッ!

なにかが、勢いよく中から飛び出した。
「なにやつっ!?」
・・・・・・んなこと言っても一人しかおらんだろ・・・・・
「・・・くっ!・・・やはりあいつが・・・」
「追えー、追えー!!」
「くそっ!」




・・・・走って、走って、そのさきにはなにがあるのだろう・・・・・?「安息」それとも「死」?・・・・・「運命」・・・・・・つまり「命を運ぶ」とはだれが言ったのだろうか・・・・。彼女たちの運命を乗せて・・・・・・・・・・時は着実に流れていった・・・・・・・・・・・・・・






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