笑顔。
投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 3/23)
これは「腕」と対になっているお話です。
ちゅうか「初恋(番外編)」考えててこっち思いつくなんて・・・現実逃避激しいな・・自分(汗)ああっすいません!すいません!
あいつの笑った顔が一番すきなんだ。
ここは職員室。
目の前には眉間に深く深く皺を寄せた担任の顔(もちろん野郎。30歳・独身。)
そんなもんと向かい合っても面白くもなんとも無い。
「ホントお前出席日数ぎりぎりだぞ。あと休み中補習してやっとどうにかこうにか進級できっかどうかってとこだなああ」
ぺらり
と出席簿のページをめくりながら担任。
「せんせー俺一応世界の存亡に関わる戦いにいたんだけど?だめっすか?」
とぺこぺこと頭を下げつつおれ。
「そうかーそりゃ良かったなー。頑張ったなー。」
抑揚の無い声で担任は誉めつつ補習用のプリント25枚渡した。
・・・・・・・・学生鞄が重い。
「しつれーしました」
ぱたん
ドアを閉める。
「うわああああああああっ」
一歩職員室を出ると猛スピードで走りだす。
途中で廊下ははしっちゃいけません
という声が聞こえるが無視。
だだだだだだっ!!!!
いつもの場所でアイツが待ってる。
そう思うと思わず顔が緩む。
ばたんっ
上履きから靴にはきかえる。
とんとん
かかとをならす。
前を見る。
いた。
いつもの場所にー
気付いた。
顔をあげる。
いつもあいつはこの瞬間すっげえ嬉しそうに笑う。
もっと近くで見たくて俺は急いでゆく。
「ごめんなーまったやろー」
と頭をかきながら俺。
「うん待ったよ。だから、寄り道していい?」
一もニも無い。
「もちろん」
それから、少しだけ遠回りをして歩いた。
近くにある遊園地に遊びにいく約束をした。
その約束はまだ果たされてない。
お前の居ない世界はお前の笑顔の無い世界はしんどい
一緒に笑いたいよ。
おわり
・・・・・最期のフレーズがふと浮かんで書いてしまった・・・
初恋かけよ自分・・・・・・・・・・・・・・すいません・・・・暗いです(涙)
今までの
コメント:
- みなさまコメントありがとうございます♪
・・・・・てこれいいのかあ?
・・・・・・・・・・・・・えんりょなく文句いってください (hazuki)
- りゅん。 (来栖川のえる)
- 「卒業前の・・・」書いてて、完成したらhazukiさんのがあった!!ラッキー!
・・・と思って読みました。そうだ!!世界の存亡に関わる戦いだ!!
横島の「ごめんなーまったやろー」がなんか自然な感じで好き!! (ARSENAL)
- ああぁぁぁぁ〜〜〜
な・涙でコメントがかけない〜〜〜
(しっかり書いとるやんけという突っ込みは無しにしてね)
よ・横島が可愛そうです。
そして、それ以上にルシオラがかわいそう〜〜〜(涙)
でも、すっごく心に残るお話ですねぇ。
なんか夢に見てうなされそうです(うるうる) (かいぜる)
- 世界存亡の危機の延長線上に、ささやかな日常がある訳で。
彼女のいる「世界」の崩壊と引き換えに、その日常は支えられている。
……にしても横島が爽やか過ぎて、背中が痒いので中立(笑)。 (Iholi)
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