ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 3/21)

ちょうどその頃。
美神はゆうこと同じ部屋にいた。
ゆうこがどうしても美神に話していたい事があるからということで。
ゆうこの私室に向かい合って座っている。
美神は普段しなれない正座で座っていた。
じんじんと足がしびれる。
それはそうだろう今日び正座が平気な若者というものを探すほうが難しい。
目の前にいるゆうこはぴしっと背筋を伸ばし美しいといえる姿勢だ。
ゆうこは夏子のように人目を引く美しい容姿の持ち主というわけでもなければ清涼な空気を持っているというわけでもない。
だが、その美神でさえ気おされる圧倒的な存在感と、やわらかなやさしい空気を持っていた。
そして一つ一つの動き・佇まい・姿勢といったものがとても美しいのだ。
「美神さん」
ゆうこは穏やかに言う。
「な・なんでしょうか?」
少々怯えながら美神(笑)。
「お願いがあるんです」
その声はさきほどまでのからかい半分といったものは含まれていない。
真剣なものだ。
その瞳にはいままで見たことのないような切羽詰まった感情が見え隠れする。
こんな表情は夏子といえども見たことがないだろう。
いや「彼女」の欠片の存在に気付いたときですらこんな表情はしなかった。
自然美神の態度も、硬くなる。
「なんですか?」
と美神。
なにやらとてつもなく嫌な予感はしたのだこの空気上そう答える以外ないだろう。
それにここに自分を呼んでこうして話しているということは、自分にも無関係というわけではないだろう。
はっきしいって自分に関係あることが自分以外の人間によってどうこうされる。というのは最も嫌うところだ。
「忠夫のことなんですけど・・あのコとさっきシンクロして分かったことがあるんですよ」
ゆっくりと確かめるようにゆうこ。
「はい」
美神。
この言い方からしてただごとではないだろう。
しかもこの発言の主がゆうこなのだ。
ごくり
と我知らず唾を飲む。
「あのコ・・・・・・・・・・・・このままじゃ危ない」
その声はとても穏やかでだけど悲痛な・・・・声だった。
つづく
・・・・・・もうひとはらんさせましたー(ヤケ)
ごめんなさいごめんなさい・・・まじでこの展開つかうかどうか悩んだんです(泣)


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