ザ・グレート・展開予測ショー

横島の自立(1)


投稿者名:ノンチ
投稿日時:(01/ 3/20)

あの凄惨なアシュタロスとの戦いから1年以上が経ち、横島は高校卒業と言う門出を迎えようとしていた。横島は高校を卒業したら美神除霊事務書の正式な社員として雇ってもらえることになっている。もちろん横島に不服があろうはずがなかった。あんな言葉さえもらわなければ・・・・・・。

卒業式まであと1ヶ月後に迫ったある日の学校の帰り道、横島がいつものように美神除霊事務書に行こうとすると突然後ろから大声で呼び止められた。驚いて後ろに振り返ってみると雪之丞がこっちに走ってくるのが見えた。
「よう横島ひさしぶりだな。相変わらず美神の大将にこき使われているのか。」
雪之丞とはアシュタロスとの最終決戦以来の再開だった。
「久しぶりに会ったてのに他に言うことはないのか。おまえこそ今までどこで何してたんだよ。」
「俺は今までいろんな国をまわって修行して来た。おまえと決着を付ける為にな。」
さっきまで和んだ雰囲気がいっきに凍りついた。こいつ本気か!?
「決着って何で今更おまえと戦わなくちゃならないんだよ。」
「あの魔神アシュタロスとの戦いでおまえはどんどん強くなった。アシュタロスを倒しちまうくらいにな。それに比べて俺は何も出来なかった何の役にも立たなかった。おまえは俺がライバルと決めた男だ、だからこそくやしかったんだ。おまえに差を付けられたことがな。」
「俺は強くなんかない、俺が強ければあのとき彼女を・・・ルシオラを守ってやれた死なすことはなかったんだ。」
その瞬間、横島の忘れかけた記憶いや忘れようとした記憶が想いが強く心を揺さぶった。
                               ・・・続く

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