出会い
投稿者名:来栖川のえる
投稿日時:(01/ 3/19)
私は怖かった・・・。私にはなぜこんなものがあるの?いらないのに・・・こんな怖いものいらないのにっ!!
「化け物・・化け物・・・化け物!!」
いつしか私は一人ぼっちだった。私には友達はいなかった。いつもいつも孤独な生活・・・。いつしか私はそれがさだめだと思い始めた。私は他の人と接しちゃいけないんだと・・・。
私は敷地内で静かに本を読んでいた。するとそこに少女が一人。
「・・・なにしてるの?」
迷って入り込んだのだろうか?・・・でも、私にはそんなことどうでもよかった。私は人と接してはいけない・・。私は一人じゃなきゃいけないの。私がいるとみんなに迷惑がかかるから・・・・。
「・・・・・・」
私は答えない。この子と話すと、なにかいけないような気がするから・・・。
「・・・?いっしょにあそぼーよ!」
私の腕をひぱって行く彼女。私は結局その日、日が沈むまでその子と遊びとおした。
「じゃ、また明日ね!」
なんなのだろう、あの子は?なぜこんな私と遊ぼうとするの?わからない。私はいつも一人だったのに・・・一人じゃなきゃいけないのに・・・・。
思えば彼女・・・・れいこちゃんとの出会いが私を大きく変えた・・・・。
次の日も、次の日も私はあの子と遊ぶ・・・。でも、一つだけ気をつけなきゃいけないの。・・・式神だけは・・・見せちゃいけない・・。・・・・もう、一人はいやだから・・・。・・・・ずっと忘れていた気持ちが・・・・私の中で、大きくなっていった・・・・。
「ねえ、君って式神出せるの?」
・・・突然の質問・・・一番知られたくないことが・・・・・
「・・・なんで?」
私はできるだけいつもと同じように聞き返した。
「友達が、そんなこと言ってたから・・・」
私の表情が突然変わったのにびっくりしたのか、れいこちゃんは小さな声で言った。
「・・・・・・」
しゃべれない。なにも。だって式神のことを知った人たちはみんな・・・・
「・・・ねえっ。よかったらみせてくれないかな?」
れいこちゃんが期待している目を私に向けてくる。
・・・・・・なにか、落ち着く。れいこちゃんといると、私はなんでもできるようなきがする・・・・・。
私は立ち上がる。
「じゃあ、見せてあげるねっ!」
・・・・今まで、私は自分から式神を見せるなんてことなかった・・・。でも、れいこちゃんとなら、きっと暴走しないでうまくいくから・・・・
ドシュッ!
私の影から黒いものが飛び出る。
・・・・・・ああ、こうするんだ・・・・・・。私には全部分かっちゃった。安心してだせば、なーんにも怖くないの。私が今まで式神を拒んでたから・・・・だから私には分からなかったんだ。
・・・・・・・私の心の氷が静かに溶けていった・・・・・・・
{は〜いはい。めいこちゃんもの。っていうか考えた時期がちょうどツナさんの「めいこ
のおもひで」と同じ時期だったので、こりゃまずいな・・・・見劣りするし(苦笑)・・・と思ってこの時期に書いたんだけど・・・・眠い!!文章めちゃめちゃ・・・これ読んだ方はぜひツナさんの方を読みましょう(笑)}
今までの
コメント:
- でも実際問題あんな小さい時に式神なんてもらったらやだよな・・・・ (来栖川のえる)
- ↑そう、そのお陰で鬼道家は(以下略)。そして令子の心の奥底には、深いトラウマが(以下略)。
地の文の冥子は、ちょっとしっかり者過ぎるような‥‥いや、ひょっとしてこの後にアアなってしまうのか。うむむ、それはそれで(苦笑)。 (Iholi)
- 深いです・・・て全然変じゃないですよ! (hazuki)
- 冥子ちゃんですか。いやー、難しい題材で面白い文を
堪能させて頂きました。 (トンプソン)
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