卒業前の出来事!!(その5)
投稿者名:ARSENAL
投稿日時:(01/ 3/18)
そっかぁ・・・。断るんだぁ・・・。ミカセンパイどうするんだろう・・・。
ああ。こんなとき私がもっと「恋」を知ってたら、センパイの気持ちわかるのかな。
私も・・・・・「青春」したいよぉ・・・・・。
「あ・い・こぉ?」
「・・・あ。リカちゃん。・・・・リカちゃんて横島クン好きなの――?」
「・・・・なぁんで知ってるの――?////」
「リカちゃんわかりやす――い。真っ赤だも――ん。」
リカちゃんかわいいな。横島クンはなんでかわいい子に近寄られてなぁんにも
思わないの?
「あ――。アイツのまわりのオンナは美人ぞろいか?」
「愛子なにいってんの?愛子も横島好きなの?」
「いや・・・。私はたぶん友達的な・・・・。」
いや。この気持ちを「好き」って言うのかな?
「リカちゃん・・・センパイ。」
「リカちゃんセンパイぃ?愛子さん寝ぼけてる?」
「ん――ん。寝ぼけてません。センパイはどんなカンジに横島クン好きなの?」
「は?」
「だからどんなカンジの「好き」なの?」
「ん――――・・・・・・。「好き」は「好き」でないの?」
お。新しい意見。
「ちょっと聞いたんだけどね?好きな人的「好き」と友達的「好き」ってあるの?」
「・・・・・あたしはあんまりわかんないけど・・・、でもね?なんか「ドキドキ」
なの。横島と話したりしてると・・・。////って愛子何言わせてんの!?」
「・・・・ドキドキすると「ああ・・。あたしって横島が好きなんだ。」って思う
の?センパイ。」
「//////・・・うん。」
「・・・・・かっわい―――――ねセンパイ。」
「え!?突然何!?」
「は―――――。」
「・・・・愛子。横島ってだれ好きなのか愛子知ってる?」
「・・・横島クンと付き合いたいの?」
い・・言えない!!言っちゃダメよ愛子!!横島クンの好きな人は知らなくとも、
ルシオラさんのこととか・・・・。言えない。
「・・・・私ね、1年のときに同じクラスの男子に告られたの。」
「どえッ!!??」
「私初めて「告白」とかをされちゃって・・・うれしかったんだか・・・好き
じゃないのに付き合っちゃったの。」
「ほぉ・・・。」
「てゆ――か「きらい」じゃなかったの。で付き合っちゃって・・・・・後悔
したかなぁ・・・。一緒に遊びに行ったりはけっこう楽しかったの。・・・・
でも、なんでだろう。・・・つかれちゃった。」
「・・・付き合うのって疲れるの?」
「あたしのことけっこう好きだったのかな・・・。あたしが他の男子としゃべ
るのイヤだって・・・。男友達ともしゃべりたいのに「あんまりしゃべるな」
って。・・・・・きっとあたしは・・・・
縛り付けられるような・・・・「束縛」が、いやだったの。」
―――「ソクバク」?
「あ。ほら数学始まる!じゃ愛子またあとでね!」
「・・・・うん。」
授業中リカちゃんから手紙がまわってきた。こんなことが書いてあった。
「あたしは、横島にあたしと同じ思いさせたくない。
横島を束縛して、いやな思いさせるかもだから。
だったら、片思いのほうがイイの。」
・・・・・恋って複雑ね。
遊んできました!楽しかったです。
ほんと。恋って複雑です。
実はリカちゃんのお話は、実際に友達に聞いた話に近いんです。
貴重な受験経験のお話どうもでした!
今までの
コメント:
- 恥ずかしながら今まであまりこの手のお話について考えた事が無かったんですが、この作品は随分と正面から恋愛を取り扱っていて‥‥読んでいて照れます(照)。
リカちゃんセンパイには、どうか頑張って欲しいな、なんて。 (Iholi)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa