ザ・グレート・展開予測ショー

ライヴX  〜雪のように軽い話(笑)〜


投稿者名:来栖川のえる
投稿日時:(01/ 3/14)

「いってきま〜す!」
元気な声があたりに響く。
「ああ、いってらっしゃい」
で、返事をする私。
あの子ももう中学生になった。あいも変わらず優しいけど、あの子にゃ反抗期はないんかい?

「ああ、寒い、寒い」
私は時計を気にしながら、早足で学校に向かっていた。
長いブーツに、オーバーコート。それに手袋までして重装備。思いっきり冬まっさかりである。
「ん?」
見ると、向こうの方で横断歩道で立ち往生しているお婆ちゃんの姿が見える。
「・・・・う〜ん:・・・・。時間ないんよね・・・。すまん、一般市民」
と言って私はそのまま歩くのをやめなかった。

・・・・一分後・・・・
「ありがとうね、お嬢ちゃん」
「どういたしまして」
私は笑顔で答える。
・・・・こんな自分が可愛いよ。うう。
「じゃ、またね」
お婆ちゃんはやさしくそう言うとそのまま去っていった。
(またね・・・って?)
と、思ったが、気にせず学校に走っていった・・・・。

         ・・・優しい彼女に、幸あれっ・・・



{のえるから一言。・・・何これ?まあ、あくまで反抗期があるかどうかわからんが、
もし作る時までのつなぎってことで。}

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