めいこのおもひで
投稿者名:ツナさん
投稿日時:(01/ 3/12)
冥子は子供の頃、つねにひとりぼっちだった。
いや。確かに式神たちが居たから、一人ではなかったのだけれども。
そこにあったのは非難、中傷。
化け物とののしられ、恐れられ・・。
愛されてはいたけれど。
友達は居なかった。
そんな中、ポツリとある思い出。
そこにはなぜか令子ちゃんが登場する。
「ねぇ令子とあそぼ」
2歳か3歳か。GSだという母親の友達の子供であった。
「・・・いいの」
「あそぼ」
手を引かれ、その広大な庭の中を走り回って。
それだけで言葉は成り立った。一日中遊び倒して。式神ともみんな仲良しで。
彼女の根底にある令子への思いはその消えかけた思い出の中から生み出されている。
その狂わしいほどの友情は、はた迷惑では在るけれども、彼女にとってかけがいのない思いで。
彼女は言う。令子ちゃんは大切なお友達ですと。
たった一人でも。いや令子ちゃんだからこそ一人でいい。
お金ばっかり追いかけてるようで、実はとってもやさしい令子ちゃんが居ればいい。
・・・・二つの始まりの思い出を胸に。彼女は幸せに友情をはぐぐむ。
今までの
コメント:
- すばらすぃーーー!!僕のもっとも好きな展開。短いけど、そこにつまってる
めいこの「心」が感じられてとってもよかったっす!! (来栖川のえる)
- 冥子にとっての美しく、純粋な喜びに満ちた友達との淡い「思ひ出」……でも周りの者にとってはエラい目に遭わされた「トラウマ」になっている事もあるんだろうな、などと穿った見方しか出来ない僕。場違いな感想でスマんです。 (Iholi)
- 冥子ちゃんも大変なんだなー (トンプソン)
- いいこや。うん(涙) (hazuki)
- やっぱり冥子もさびしいですよね。友達いないのってツライと思う。
さびしかったんだなぁ・・・・。 (ARSENAL)
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