ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「4、破滅の腕輪(終)〜ブニョ=ド=グリング〜」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 3/ 2)

身長7966m、体重13万5600`の体を持つブニョ=ド=グリング!!
その姿は、腕輪・・・と言うより、リストバンドの形に近い宇宙妖怪・・・・
それはまた、あの美神令子をかつてバラバラにして殺した唯一の敵だった・・・・・!

その敵が、リング状に転がりながらも、今また地球上のあらゆる物体に転移性ヒトガンウィルスを吹き付けていく。
そのウィルスはまた、人の叫びも聞こえないぐらい、わずか7秒で死に至るようにプログラムされていた。
グニャリ、グニャリ・・・・と気味悪い音を立てて歩くブニョ=ド=グリング。
賢い人なら分かるであろう。

・かつて、あのウルトラマンレオを氷漬けにした上で胴体、足、腕、頭・・・・と、鋸でバラバラにしたというブラック星人ブニョ、
・怪盗きらめきマンに登場した悪役ボス・ドグリン、
・そして最近創作者が影響を受けた「リング」

を併せて合成させた究極の悪魔だ。
これほどおぞましいことはない。中には、ウルトラマンジャックの怠け怪獣・ヤメタランスの細胞も融合されている。


ブニョは、さらにあちらこちらに吹き付けていく。
すべての生物が7秒きっかりで命を絶ち、次々と死に絶えてゆく。
わずか2秒でほかの生物に転化していき、たったの一時間で52億の人間が滅ぼされた。
完全に、アシュタロス最終形態のボディー + 究極怪獣グランドキング + ジュダ星人として
蘇る最大の悪魔・・・・・アンドロジュダロスの住処にするつもりなのだ。
カオスは、前回にしてようやくその最大の悪魔と出会う。
カオスは、地球人として、アンドロジュダロスの「宇宙と歴史完全征服」に対して協力をしないと明言した
ために、今まさに、片腕とも言えるブニョを動かし出したのだ・・・・・・!!

「カオスよ・・・・・・・・!!!!!まだまだそなたには発言の取り返しのチャンスがある!!!!!!」
「断固として断る。大体貴様、前回で『この場でお主も生き絶えらせてやるわっっ!!!!!』と言ったではないかっっっ・・・・・・・!」
「はて、そうであったか・・・・・・・・・・!!!!」

相変わらずカオス以上のボケをかますアンドロジュダロス。
だが、そのボケッ振りはどこかしらカオスに通じるものが合った・・・・・。

      ☆           ☆           ☆

その頃、プラズマスパーク核融合装置が設置される、地球の核近くの地下室では、美神たちは戦っていた。

「カオスさまの愛を妨げるものは、皆殺しです。」
「貞子、それでいったい何人犠牲を出したのかわかってんの?」
「美神さんだって人の言えないじゃないですか・・・・・がっ!」
「忠夫君を〜〜〜〜、いじめないで〜〜〜〜〜!」

美神の突っ込みが入るが、忠夫の妻・冥子が止めようとしている。
冥子、お前は本当に忠夫(旧姓・横島)のことが好きなのか?  
また、言うのを忘れたが、美神たちが戦っているのは、蘇った山村貞子本人だ。

「私には、カオスに代わって、このプラズマスパーク核融合装置を守る義務があります。
だって、マリアには・・・・」
「聞いたもんじゃないわよ。入り込んだ敵には容赦しないのよ・・・・・・」

その時、美神は悪寒を感じた。
自分がバラバラ死体にされたあの時と同じタイプの寒気がしたのだ。

「ど、どうしたんすか、美神さん。」
「・・・・・・・」
「令子ちゃん〜〜〜〜〜?」

それ以降、美神は動かなくなった・・・・というより、山村貞子に強制的に魂を抜かれたようだった。
山村貞子の超・超能力・・・・・それが発動したのか?と言うより、その通りだった。

「・・・・・あなた方には悪いのですが、魂を抜かさせてもらいます・・・・・。
  それが、アンドロジュダロスさまともう片腕のブニョの命令・・・・・・・!!」

と言う言葉の通り、美神は魂を抜かれていく・・・・・。
彼女・貞子には時間の概念が一切ないが故、時間移動能力を封じたままの美神には能力的な差があり、
その結果、勝つことはできなかった。
そして、貞子の手にある美神の魂が・・・・今まさに忠夫とその妻の冥子の眼前で・・・・・・
ぐじゃあああぁぁぁぁっっっ・・・・・
と、貞子の手により、魂の全てをつぶされた。
忠夫と冥子は、意識呆然と立ち尽くしていた。
いとも簡単にあっさりと、
だが、それもアンドロジュダロスの入手した『宇宙の意思』および『宇宙の卵』により与えられた能力であった・・・・・



つまり、『宇宙の意思』すらも奪われてしまったこの次元では、美神たちが勝つ術はもはや無い・・・・・・・・!!
これに一瞬我に返り、パニクった冥子は、新たなる式神・ダイダラホーシを加えた13匹の式神で暴走し始めた。
山村貞子は、これにより倒れたものの・・・・・プラズマスパーク核融合装置は壊されてしまった・・・・・・・!!!!
これが、アンドロジュダロスの配下にあった、山村貞子の本当の作戦であった・・・・・。

      ☆           ☆           ☆

この光景をアンドロジュダロスの元で通された映像を見ていたカオス・・・・・・。
カオスは、ハタリと地に手をつけた・・・・が、ふと、思い出して怒鳴ってやる。

「このまま・・・・このままM78星雲のものたちが黙っていないぞ!!」

だが、アンドロジュダロスはその言葉を待っていたかのように冷静に、あざ笑うかのようにしゃべる・・・・・

「黙るしかないだろうなぁ・・・・・・・・くくくっっっ!
  M78星雲人はもはや、喋るどころか、動くこともできないのだから・・・・・・!」

そういいながらすっと、画面を変える。
M78星雲の荒れ果てた姿に・・・・・・!!!!!
写されたそこには、ヒッポリト星人、タイラント、テンペラー星人、ババルウ星人・・・・・
ほか、ガラタン大王 や ジャンボキング、
果てにはゼットン、ツインテール・・・・ファイヤーモンス、バキューモン、人工生命M1号、ナース、
ワイルド星人、エレキング、カーリー星人、アシュラン・・・・・・などなど、今までに見たことのある敵が何百もいた。


その隙間において、なんとタール液で固まった長老・キングのバラバラにされた片腕と片足を発見した。
その他、ゾフィーの頭・・・・タロウのウルトラホーンの片側・・・・80の胴体・・・・セヴンのスラッガー・・・・などが
横たわっており、タール付けになったジャックの姿が、ブレスレットを放った格好で悲しくも立ち尽くしていた。
その時々見える中に、恐るべきことに、魔族最高管理者と神族最高管理者の両用の死体も見受けられた。
そしてエースは、最後の托されたスペースQを放った今もって、エースキラーにウルトラミラクル光線を放たれ、粉々になるのであった。

その瞬間を見たカオスは、肩を落とす以外に無かった。
この次元は、もはやアンドロジュダロスに征服される以外に道は残されていなかった・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!

「あとは、ウルトラキーを抜き取るだけだ・・・・」

といい、アンドロジュダロスは指をぱちんと鳴らすと、目前でウルトラキーはするりと抜けていき・・・・
最後、M78星が地球の軌道に重なるように飛来していく・・・・・。


希望を失ったカオスが見たのは、ブニョ=ド=グリングがM78星の激突とともに身代わりに消滅されるとこ
であり、地球自体はまったく無事であった。
だがその後にカオスは強制連行されてるのをなんとなく覚えていた。
背後には、KusuKusuの「SARAVAH!」が流れていった。

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