ザ・グレート・展開予測ショー

卒業前の出来事!!(その1)


投稿者名:ARSENAL
投稿日時:(01/ 3/ 1)

 「・・・横島クンが?」
放課後の教室。4・5人の女子がおしゃべりをしていた。
そのなかには机の妖怪・愛子もいた。
 「・・・うそだわね・・。どうせウワサでしょ。」
 「だって目撃者もいるのよ!」
 「・・・・じゃあほんとなのかも。ちょっともう一回しっかり聞かせてよ。」
 「だからね?3年生のセンパイ・・・ミカセンパイだっけ。けっこうカワイイ系の。」
 「うん。で?」
 「だッ、だからね?「もうすぐ卒業だから・・・」ってことで横島クンに・・・・。」

 「告白を・・・ってワケね。」
彼女の説明の続きはわかっていたので愛子は言ってしまった。
卒業式間近の3年生の告白。当たり前といえば当たり前のことだけど、告白相手が横島と
なると当たり前でなくなる。
 「で、返事はどうしたの?横島クンは。」
 「・・・・まだしてないらしいよ・・。」
大きなため息をついて、愛子はいつものセリフを言った。
 「・・・・・・青春ねえ。」
 「でも告った相手が横島クンだとなんか・・・。」
 「・・・・みんなは?」
 「「「ええッ/////!!!」」」
 「・・・・告らないの?横島クンに。」
 「なッ・・なんで私たちなの!?////」
あきらかにバレバレな態度をとった女子たちは、やっぱり横島が好きだった。

 「・・・モテるなあ。横島クン。」
 「・・・・まさか。愛子ちゃんも!?」
 「私は・・・・・。」
 「「「私は!?」」」
 
 「・・・・よくわかんないなあ・・・・・。」
 「じゃあまだ「好き」とかじゃないのね!?」
 「・・・・・たぶん。」
 「よかったあ。」
もう夕日も沈んで日が暮れていた。
 「あっじゃあ私たちそろそろ帰るね――?」
 「うん。ばいばい。」
 
 (あした横島クンに聞いてみよ。)
と、愛子は思った。






おひさしぶりのARSENALです。卒業式近いんですよ―――。
「蛍の光」歌うし。(ゴキゲン)


 




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