ザ・グレート・展開予測ショー

目指せ、アイドル!!の巻


投稿者名:遁譜村
投稿日時:(01/ 2/22)

首都機能移転化に伴う地方の活性化はこの妙神山周辺にも文明の利器をもたらした。
「何が、文明の利器でちゅか、たんにテレビが見れるようになただけでちゅ」
「そういうな、パピリオ殿、わしはこの時を何時か何時かとまっておったのじゃ!」
確かに代り映えのしない門番の楽しみなんぞTVぐらいだろう。
「ま、あたちもTVは嫌いじゃないでちゅからなぁ」
だそうだ。時にある時、寝ぼけて深夜にテレビをつけたパピリオであった。
「こ、これでちゅ!」
次の日、
「小竜姫ちゃま。あたちアイドルを目指しまちゅ!」
と朝一番に言って笑いを隠せない小竜姫である。
「それでね。天竜童子のテンちゃんにも協力をお願いするでちゅ!」
「殿下にですか?」
「そうでちゅ!」
「ですが、殿下もそうそう暇じゃありませんからなぁ」
だが、本当にご都合主義で天竜童子は地上に遊びにくるのであった。
「天ちゃん、カクガクシカジカで手伝って欲しいでちゅ!」
「世は暇だからいいぞ」
「サンキューでちゅ。あいつらは4人でちたから、あと3人はほしいでちゅ」
「世に都合の良い知り合いはいないが、美神に尋ねれば知ってるやもしらんぞ?」
善はいそぐでちゅと、美神事務所に相談すると、
「うーん、ご要望に添える奴は・・?あぁそうだ。あんたの元上司は?」
「ドグラマグラ様、うーん、可愛くないけどいいでなぁ、まぁいっか」
そこに鈴女がご飯をたかりにやってきた。
「美神さーん、ご飯粒ちょーだーい!」
初めて鈴女をみた2人は、
「妖精ちゃん!ピッタリでちゅ!私達に協力してほちいでちゅ!」
蝶の化身であるパピリオのお願いに快く承諾する鈴女である。
「さて、あと一人ほちいでちゅねぇ?」
「しかしパピリオ。相手も四人ではないか、これで十分だと思うぞ?」
「ダメでちゅ!あと一人ほちいでちゅ!」
と、そこに集金に来た厄珍が現われて、
「そこのあんたでちゅーーー!!」
「な、何あるか令子チャン。この昆虫娘は?」
だが、彼女の知り得る知識と交換条件で厄珍も協力すると言った。
「そういや、パピリオ何するの?」
「アイドルになるでちゅ」
「アイドル?」
「あの四人組みに対抗するでちゅ!私達なら勝てるでちゅ!」
ガッツポーズのパピリオ、で誰と対抗するの?と聞いたら、
「わかりまちぇんか?現在結構な人気を誇る小さなユニット『ミニモニ』にでちゅ!」
笑うしかない美神令子だったとか。

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