ザ・グレート・展開予測ショー

横島、堕ちる


投稿者名:フォルテッシモ
投稿日時:(01/ 2/20)

「先生、今暇でござるか?」
シロが一人事務所にいる横島に聞いた。
「ああ、今日は仕事も入ってないみたいだしな」
と、横島
「じゃあ、一緒に散歩に行くでござるよ」
「嫌だ」
即答だった
「どうしてでござるか?」
「お前と散歩に行くとろくな事ないからだ」
「こんなにかわいい女の子が誘ってるのでござるよ。だから一緒に行くでござる」
くいさがるシロ
「え−い、自分で自分のことかわいいなんていってんじゃねえ。それにオレはお前に興味なんてないんだよ」
もちろん"お前"というのは"狼"ということだ。だがシロにそんなことわかるわけなかった。
「(お前に興味なんてない)」
      ↓
「(つまり女に興味がない)」
      ↓
「(という事は男には興味がある)」
 ものすごい三段論法だった。
「しっ知らなかったでござる!先生が、先生がホモでござったなんて」
シロは大声で叫んだ
「ブ−−−−」
横島は飲んでいたお茶を吹き出した。
「なんでそうなるんだ。こら!!」
横島はものすごい剣幕でシロにせまった。ホモ呼ばわりされたのがよっぽど嫌だったのだろう。(そりゃそうだ)
「どうしたんですか?今なにか大きな声がしましたけど」
そこへおキヌがやって来た。
「おっおキヌ殿、大変でござる。先生は、先生は実はホモ殿だったのでござるよ」
シロは先ほど明らかになった事実(?)をおキヌに伝えた。
「え!?」
おキヌの動きが止まった。
「だから違うっていてんだろうが!!」
横島はホモ疑惑を否定しながらシロを追いかけていた。
「さわがしいわねえ。いったいどうしたのよ」
そこへ美神も現れた。
「美神殿、大変なんでござる。先生は女よりも男に興味があるんでござるよ」
美神にもさっきのことを伝えるシロ。
「はっ!?」
美神も動きを止めた。
「え−い、まだ言うか貴様」
そう言いながらシロを追いかけているとさっきまで固まっていた美神が横島の肩に手をかけた。
「そう、そうだったの。いつも女に見境ないのは"ホモ"というのを隠すためだったのね。そして、煩悩パワ−は男のことを考えていたのね。でも大丈夫よ、私そういうのにも理解あるつもりだから。だから、だから誰を狙ってるのかおしえて。雪之丞?、ピ−ト?、西条さん?、タイガ−?、厄珍?、カオス?、それとももっと別の人?」
後半から美神はやけに目を輝かせながら言っていた。そしておキヌも興味ありそうに聞いていた。
「ちがう!ちがうんだ−!!」
横島の必死の弁解もむなしく、横島はホモというレッテルをはられてしまったのだった。そして事実とは関係なく横島ホモ説は街中に広がったのだった。
         おわり
その後、横島は女性陣からは注目され、男性陣からは敬遠されたという。 

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