ザ・グレート・展開予測ショー

さよなら大好きな人!!(その15)


投稿者名:ARSENAL
投稿日時:(01/ 2/17)

   思う以上に時間は早く過ぎていった
    二人で買い物。    二人で東京タワー。   海にも行ったわ。
    あなたに抱かれて眠った。   森に、山に、・・・楽しかった。


          ――三時十五分――
時間まで一時間。最後にと美神たちと小竜姫・ベスパ・パピリオが来た。
 「ルシオラ。」
 「・・・ベスパ。あの手紙は何?」
 「・・・で?ヤった?」
ニヤニヤするベスパにルシオラは真っ赤になった。
 「なッ!!!ベスパっ!!////」
 「二人ともお話中に悪いのですが・・・」
 「ッ小竜姫さま・・・。」
 「・・・最後の場所は?」
ルシオラは静かに横島を見てほほえんだ。横島もルシオラがどこに行きたいか
予想はついている。
 「・・・・もう一度東京タワーに・・・。」


あと一時間ほどで・・・という状況でも、ルシオラはまったく辛い表情を見せ
なかった。普通に横島と話している。

 「・・・さて・・と。」
 「・・・ルシオラちゃぁんっ!!」
やはり寂しさでパピリオは泣き出してしまった。
 「・・・パピリオ。泣かないで?また会えるでしょ?そのときまでイイ子に
 してるのよ?」
ルシオラは完璧にパピリオの姉の顔だった。その表情に涙はまったくない。
 「・・・えっと。美神さん、おキヌちゃん、小竜姫さま。また会いましょう!」
 「ええ。ルシオラ。」
 「はい。また会いましょう。」
 「あ。ベスパ!元気でね。あんまりみんなに迷惑かけないようにね?」
 「・・・わかってるよ。」
 「じゃあ、ルシオラ。最後は横島さんと一緒に・・ですか?」
 「・・・はい。最後まで気をつかっていただきありがとうございます小竜姫さま。」
 「いえ。」
みんなが去っていき、そこには横島とルシオラ二人だけになった。


 「・・・夕日がきれいねヨコシマ。」
 「・・・なんで我慢してんの?」
ルシオラは夕日を見たままふりむかなかった。
 「ほんとは泣きたいのに、みんなの前では絶対に笑顔・・・か。・・ルシオラ?」
   ―――ふりむいた彼女のには大粒の涙が浮かんでいた。

 「・・・やっぱりヨコシマにはバレちゃうのね。」
 「・・・・・」
 


   

      ―――午後三時五十分  あと二十五分―――






おう。もうこんな時間だ!ほんとに時が過ぎるのは早い・・・。
次か、次の次で終わり―――っ。ラストは「さよなら大好きな人」
の曲イメージでいくかも。・・・・曲のご用意を!・・・歌ってもイイかも・・・。


 

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