ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 2/16)

ふわり
と身体が宙にうくような浮遊感。
心地よいまどろみ。
暖かな光。
横島は瞼を閉じながら自分が闇の中へと吸い込まれてゆくのを自覚していた。
さすがに限界がきたのだろうと他人事のように横島は思う。
なんせ体力も霊力も限界を超えているのだ。
だが、そう考える間もゆっくりと意識は闇の中へと引きずり込まれてゆく。
かすかに聞こえるおきぬの声。
シロの叫び声。
夏子やゆうこや美神の声。
それらに安心しながら、横島は意識を手放した。

暗闇。
自分でも、これが現実のものではないことは分かる。
これは夢だから。
そして目の前にいるのは「彼女」。
もういないはずの「彼女」。
儚げに笑う彼女。
もっと嬉しそうに笑わせたくて、触れたくて、ゆっくりと自分は腕を伸ばす。
だけど、すかっと
自分の手は彼女の身体を通り抜ける。
手は空を切る。
「彼女」は笑う。
嬉しそうに、悲しそうに。
言葉を紡ぐ。
その忘れる事の無い声そのままに。
色あせる事の無い想いを。

ヨコシマ・・が好き・・ヨコシマの居る世界が好き。

そして嬉しそうに笑う「彼女」。

だから生きて
この世界をすきでいさせて。

溢れる想い。言葉。そして「彼女」。
これは、自分の身勝手な夢だろうか?
それとも自分の中にある「彼女」の言葉を夢のという中で伝えているのだろうか?
頭をよぎる思い。
あれ以来生まれた感情
幼い頃のゆうこに教えられた生への執着よりもっと強い。
出会うため。
幸せにー幸せにともに幸せになる為に。
それは生への渇望。
しあわせに・・・・なりたい。
彼女は笑う。
自分も笑う。
だけどもうその身体に触れることは出来ない。
つづく
・・・・・ほんとうにさされそうだ自分(ごめんなさいー)

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