ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 2/15)

「仲いいなあーあの二人」
と夏子とシロのやりとり(話の内容までは聞こえない)をながめつつ横島。
シロが真っ赤になって食いかかっていっていっておりそれを夏子がおかしそうに応対している。
「さみしいですか?横島さん」
くすくすと笑いながら、おきぬ。
じわわとおきぬのヒーリングが身体の傷を癒してゆく。
さっきまでうごかすのも辛かった個所が治ってゆくのが分かる。
横島はその心地よさに目をほそめ
「いや、んな事はないんだけど」
といった。
だがそのセリフを裏切って口調はどこかすねたようなものである。
夏子は、横島の幼いころからの友人・・しかも初恋の人。
シロは、一番弟子でそのうえいつもいつも、横島を慕っている。
それに、横島なりに、シロを可愛がっているのもおきぬは知っていた。
(で、なければ毎回毎回50キロ近くの散歩になど文句をいいながらとはいえ付き合わないであろう)
まあどっちに対して拗ねているのかは本人にも理解できていないことであろうが。
「そーいやおきぬちゃんヒーリングの能力上がったよなあ」
と話を変えるように横島。
「え?ああはい。そういえばそうですね」
と今気づいたようにおきぬ。
「よく気がつきましたねー」
自分ですら気付いてなかったのに
すると横島は得意そうな顔でー
「そりゃいつもいつも俺の怪我おきぬちゃんが治してくれてんだし分かるにきまってるじゃないか」
といった。
・・・・・
おきぬの顔が少しだけ赤くなる。
自分が気付かないことを横島が気付いてくれていたと思うと・・嬉しくて恥ずかしくて
横島はそんなおきぬの様子にには気付かずに細めていた瞳を閉じた。
しばらくするとー
規則正しい寝息が横島から聞こえてきた。
そしてことり
と身体が傾くー
少しだけー少しだけおきぬへと寄りかかる形になった。
横島の顔を覗き込むとその寝顔は憔悴しており、霊力もかなりそぎおとされていることが分かる。
疲れているのであろう。
限界ぎりぎりまで霊力を使って、痛みに耐えておまけに折檻(笑)までされて、これで疲れていないというほうが変だ。
くすり
とおきぬは笑う。
(多分この人は気付いてないんだろうなあ)
自分が横島の一言でここまで幸せになれるってー
つづく。
・・・なんか番外編っぽいなあ・・おきぬちゃんいいのかおい
・・・え?ファンのかたから刺される?

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