ザ・グレート・展開予測ショー

さよなら大好きな人!!(その14)


投稿者名:ARSENAL
投稿日時:(01/ 2/13)

  ――二人のココロの中ではずっと時を刻む音が聞こえる――
  ――寂しさとせつなさは増すばかりだけど、あと数時間
         精一杯、一緒にいようとお互い口に出さず誓った――

 「どうするよ?」
 「このへんで行ける場所ってドコ?」
地図を見て考える二人の目に止まった場所は、・・・ない。
 「このへんって山と海と森と・・・・。これくらいしかないんじゃない?」
 「・・・とりあえず全部行くか。」
 「うんっ!!」
車で行くか?と横島が聞くと彼女は迷わず
 「歩こう?」
と言った。太陽が綺麗な昼寝日和な午後、緑の丘を歩いた。
 「気持ちイイ天気ねぇ!」
 「・・・おまえ自然物好きだよな。木とか海とか。」
 「だって私蛍だもん。」
 「そっか。」
こんな会話がしばらく続き、公園らしき所に着いた。
なんかお互い気分がとても良かったので芝生の上で、手をつないでねてた。
 「ねえヨコシマ?」
 「ん。」
 「学校楽しい?」
 「なんで?」
 「ん――、なんとなく。」
 「・・勉強はいやだけどな、友達といるのは楽しい。」
 「勉強キライなの?」
 「好きなの?」
 「ものごとを頭に覚えさせるのは好き。なんか頭に栄養って感じ。」
 「・・・すっげえ。」
 「そう?」
日差しが穏やかな時間だった。

     ――十時   あと六時間十五分――


ルシオラ見習って勉強だッ!!!
 

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