ザ・グレート・展開予測ショー

極楽大作戦 de 時代劇 巻之拾


投稿者名:トンプソン
投稿日時:(01/ 2/11)

その秋山小兵衛が退治した穂地なる侍は崖下にいた、勘九郎に助けられていた。
「あなた、ご主君の芽道邪様に会う前に死んでどうするのよ」
そやつの顔は復讐の念で一杯であった。
チラホラと旅人が戻ってくる中の一人に六道屋の江戸卸問屋鬼道屋の息子もいた。

-次の日-
「あ、いらっしゃいまし、オキヌ様、忠夫様」
「御世話になりますぇ〜」
最初に現れたのは氷室夫妻、もう当然御理解頂いてると思いますが、夫妻が最初に来た。
次に道場で一汗かいて来たという伊達雪之丞に、意中のおゆみ(弓)
そして、幾分オドオドして入ってきた寅吉におまり(麻理)が寺院参拝の来た。
「貴方が、寅吉はんやすか〜、うちはオキヌともうしますぇ、よろしゅうに」
「はそのワッシが・・・、寅吉で・・」
「おい、硬くなるなよ。この方もお前も人間には違いないのだからさ」
「そうですえ」
寅吉が場に馴染むには更に時間を要したがおゆみにおまりはオキヌ様と気が合うようだ。
「御免、家老の薫栖じゃ」
次に来たのが御存知家老様の毒田薫栖(Dr・カオス)である。
「西条は少し遅れるといっておった、何か手がかりでもあるのであろうかな」
ついでベタベタしながら入ってきたのが小笠原流祈祷師エミと同心の部等都比延蕩だ。
「ねぇ〜ん、あんまり恥ずかしがらないのってなワケ」
「こ、こら朝からくっ付くな」
その様子を見た全員は此方をかなり妖しい目で見られるから、たまった物ではない。
「おくれ〜た〜〜〜、かな〜〜、令子姫いる〜〜〜」
刻限ぎりぎりに来たのが六道屋の一人娘おめい(冥子)である。
「お嬢様、御待ち下さい、御履物が違います」
六道屋の卸問屋の息子で鬼道屋政彦なる者も霊能を持っているという事だが、
ある情報の為、此方に来たそうである。
唐巣寺へ最後に現れたのは令子姫であった。上座に座ろうとするが、
「令子姫、そこはオキヌ様の席でございますよ」
「うちは、何処でもかまいまへんぇ」
駄目です、と和尚がそれとなく身分によって席を別けていった。
「すごい、人数ねぇ」
今のところで12人の霊能者がいることになるか。
「しかし、この寄り合いは何故行おうと?」
では始めますかと唐巣寺の和宏和尚の言葉を取ったのが家老の毒田であった。
「はいな、まずは敵はんの狙いをしっときたいとおもいましたんえ」
「成る程、確かに我が藩にいきなりの魔物が集まっておりますな」
「そうだな。昨日の辻斬りも魔物だったって話しだ」
「なんだ、雪之丞、その話しは」
「あぁ、比延蕩、俺の道場に昨日、秋山小兵衛という剣術使いがいらしてな」
「そうか、辻斬りか、余り考えたくはないが、きっと」
「おそらくは敵の大将はんが呼んだと考えても問題ないやろな」
「そにょうなワケね、師匠の仇死津喪比女も呼ばれたと考えるべきなワケ」
話しが逸れ始めたたら、和尚が咳き払いで場を沈める。
「まず、欲しい情報は敵方の大将が誰か、と言う事ですな」
「奉行の西条はおそらくは自席家老努留(ヌル)であろうと睨んでいるがな」
「何か、ひっかることでもあるの?薫栖」
「はい、あやつが今回の件に関与は分かりますが、画策が出来るほど城とは」
暇な組織ではない、と言いたいのであろう。それにカラクリ人形の毬亜が、
『派手な・女の人も・いた』
と言っていた。おそらくは花魁であろうと。
「その〜、花魁さんについて〜、うちの〜鬼道屋政彦が〜何か〜いいたいって〜」
「なんですえ?」
姿勢を正し、掌を膝に乗せてから
「私、江戸で商いをしている政彦と申す者ですが、これをご覧下さい」
政彦が見せたのは錦絵であった。それは江戸町奉行所発行の言わば人相絵である」
「私江戸では十手持ちでして、こやつがこの藩に来ているとの噂を聞きつけ」
「これは、昨日の花魁じゃないですかノー」
「こやつは大商人の妾になっていたが、暫く前一家皆殺しにしていまして」
「あの事件か、わしの耳にも入っておる」
「私もあの時は江戸にいたからね。嫌な事件だったわ。だって」
「はい、金銭目当てでなく、只殺したという不気味な事件で御座いました故」
「で、そやつが遊郭に身をかくしたと言うのか。
「あんたが言うた事、あったなぁ、忠夫はん」
「せやな」
突然、小妖怪のスズメ(鈴女)が叫び出した。
「妖怪が来る、妖怪が来る!」
「誰?」
至極冷静に令子姫が外に問うと、
「誰が、妖怪あるか!」
『唐物屋、厄珍!!』
「実はナ、御奉行様に頼まれて、持ってきたある」
厄珍の持参した本は妖怪百選、鳥山石円著となっていた。
「時にその奉行様はどちらに?」
と、問うと丁度下手人を捕らえた形で同心筆頭の関を引き連れやってきた。
「皆、遅れてすまぬ。努留殿の用人を捕まえにいってたのだ」
「はい、私が開発した追跡虫(ついせきちゅう)でずっと付けておりました。
「色町を出た所で御用と言うわけさ、さてお前が知っている事、全部吐いてもらおうか」
荒々しく、奉行の西条が言い放った。
用人夏傍・琉数寄(ゲソバルスキー)はうなだれているままである。
「もしや、津島家参勤儀の邪魔をこの藩でする積もりなのか!」
突然思い出したが如く家老の毒田薫栖は言い放った。

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関さんをお借り致しました。hazuki様、有難う御座いました。
これで、ほぼ、全員集合(小竜姫様・秋山様・そして魔鈴屋もでてきてませんしね)
(この話、おわるのだろーか?)←おいおい・・・。

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