ザ・グレート・展開予測ショー

世界トーナメント(14)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 2/10)

「ぐっ・・・・・・・・」
横島は壁にめり込んだまま動かない
「どうした?もう終わりか?」
トグロが挑発する
「んなわけ・・・・・・・」
と横島は文殊で霊剣を出し
「あるかぁあ!!」
一気に突っ込んだ
それはもう美神たちには見えないほどのスピードだった
「うぐっ!?」
トグロの腹に霊剣が突き刺さる
「うおぉりゃあ!!」
「ぐおおおおお!!」
2人の声がドーム内に響く
「ふん!!」
トグロが横島の頭を掴み地面にたたきつけた
「ぐうう!!」
横島の顔面が地面に激突する
「やはり・・・・・・・この体では無理か・・・・」
するとトグロは腹に刺さっている剣を抜きなにやら気を集中しだした
「30パーセント!!」
全身の筋肉がはれ上がる
「な!?」
ヨロヨロと立ち上がった横島はトグロの体の異変に背筋に寒気が走った
「この化けもんが!!」
横島は特大サイキックソーサーを投げつけるが
「・・・・・・・」
トグロは余裕で片手で受け止める
「何!?」
「甘いわ!!」
そしてサイキックソーサーを横島に投げつける
避けたものの横島の左肩に当たり深くえぐられた
「畜生・・・・・」
横島は握っていた文殊に「力」の念を込める
「負けてたまるか!!」
「む?」
トグロに突進し顔面にパンチを叩き込む
ベキっという鈍い音と共にトグロの鼻が折れ、奇妙な形になっていた
「貴様・・・・・」
トグロは横島に蹴りを入れる
「ぐっ!!」
「なめるな!!」
それからトグロの猛烈な無数の打撃が横島を襲う
「ぐう!!があ!!」
顔を右左に殴られ下半身も片足だが見えない蹴りで無茶苦茶にされていた
やがて攻撃がやむと横島は地面に倒れこむ
「おいおい!!まだ30パーセントだぞ!?」
「くっ・・・これ・・・で・・・三割だと・・・・・?」
トグロは横島の頭を持ち上げる
「ふっ!!まあたいした男だ!!俺が強くなるとお前も食いつくように強くなる・・・・・・・・・・どこまで強くなれるか楽しみだ・・・・」
「横島さん!!」
おキヌの声がトグロの耳に入る
「そうだ・・・・・・」
するとトグロは横島の顔をおキヌの方にむける
「おい!!バイソン!!」
「ヘイ!!」
するとバイソンはバルログに捕まえられているおキヌの顔を裏拳でぶった
「うっ!!・・・・・・・・・・・・横島さん・・・・・・・・・」
おキヌの顔が横を向き頬は赤くはれている
それにショックで気絶していた
「!!」
すると横島はいきなり目をグワッとあけトグロを睨む
「てめえ何してやがる!!」
「(・・・こいつやはり女の事になると急に強くなりやがる・・・)」
トグロはそんな事を心の中で思いながら横島をじっとみていた
「ゆるさねえ・・・女の顔を殴るなんて・・・」
「俺がやったんじゃない、アイツがやったんだ」
「お前が指示を出したんじゃねえか!!」
「・・・・・・・」
「殺す・・・・・・・・・殺す・・・・・・・・・・・・・殺す・・・・・・」
するとザワッと空気が変わったような感じになる
なんだか張りつめているような重いような苦しいような
分らないけど何かが変わった
トグロがそう感じた瞬間!
「うおおおおおおおおおお!!!!!」
横島の体が発光しトグロを吹き飛ばす
「何!?」
トグロが何とか見れた横島の握っている文殊の文字は
「狂戦士」
「うおおおおおおお!!!!!」
やがて光りはおさまり煙が舞っている
「横島君!?」
美神は心配になる
前みたいに暴走していないか
そして煙が引く
「な!?横島君!?」
横島は服装はいつものジージャンに青ジーパンという格好だったがなにやら髪の毛が銀髪になり太もも辺りまで伸びていた
そしてなにやら刃が黒い色をし、紫の邪気を発している妖刀のような刀を握っていた
「横島君!!横島君!!!」
美神は懸命に横島の名前を叫ぶ
「大丈夫ですよ美神さん、理性はありますって」
横島が美神の方に振り返る
顔は横島のままだった
だが、中身が全く違っていた
「横島君・・・・・・」
美神は一応安心した
「さて・・・・・・・」
横島はおキヌの方を見る
「・・・・・・・気絶しているじゃねえか・・・」
そしてトグロを睨む
「だったらどうした?」
「殺す」

===続く===

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