ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 2/ 8)

「つもる話もあるし♪だからといってはなんですけど皆さん今日は泊まっていきません?それに、忠夫も疲れてるし。」
にこにことゆうこ。
とこの誘いに美神はにっこりと笑って
「嫌です」
とはっきしきっぱし一言で言い切った。
隣にいるおきぬの顔がこわばる。
断るにしてももうちょっと言い様があるだろう。(まあこの女性にそおゆうモノを求める事事態が間違っているのだが)
おきぬは美神の腕を引っ張り視線を合わせると言葉が足りませんと瞳で合図した。
すると
美神はおきぬの方に頷き、にこやかに
「横島くんの為に時間を使うなんぞ嫌ですよ飛行機の切符も予約してるんですし」
と言い直した。
おきぬはその場につっぷしそうになるのを何とか堪える。
するとゆうこはそんな美神の言い様に腹を立てた様子も無く、笑みをたたえたままぴしっと人差し指を目の前にたてて
「じゃあ泊まっていってくれたら、料金割増10パーセントもちろん交通費はすべてこっちもちなんてどうかしら?」
というと。
「泊まらせていただきますわー♪」
と即座に前言を撤回する美神がそこにいた。
・・ほんの少しだが(?)この人たちといて、自分はまともな常識的な大人というものになれるだろうか?かと疑問を抱きさっきとは別の意味で、なぜか寂しくなるおきぬだった。
「そお?良かったー美神さんとおきぬさんとももっと話したかったのよねー。」
と嬉しそうにゆうこ。
「「そおですか?」」
とおきぬと美神。
「ええ自分のご先祖様の生まれ変わりと話せる機会なんてあんまりないでしょう?それに今の忠夫を知ってる人たちなんて珍しくて今日一日じゃもったいないわ」
と尚も嬉しそうにゆうこ。
ご先祖様というフレーズに冷めたお茶に手を伸ばしかけた美神と茶うけの和菓子に手を伸ばそうとしているおきぬの動きが止まる。
「どうしたの?」
とゆうこ。
「ご先祖さまって貴方しってたの?」
と疑問に疑問を返す美神。
「分からないわけないでしょ?私の中には彼女がさっきまでいたのよ」
何をいってるのやとゆうこ。
「じゃあ・・」
なんで今までなにも美神さんに言わなかったんですか?
とおきぬ。
「なんで言う必要があるの?」
と心底不思議そうにゆうこ。
「これは彼女が「決めて」それを私が「受けて」忠夫が「果たした」事なのよそれに、生まれ変わったら・・って転生したらもう別人。なのまあ少しは残ってるのかもしれないけどそんなことで自分で考えて決断もしてない事に関わらせるわけないでしょう?」
関わるなら自分の意志でじゃないとね。
といってゆうこはにっこりと笑う。
「・・・・・・じゃあなんで今更」
と美神。
・・・確かに・・そこまでいうのなら最期まで言わないだろう。
こくこくと頷くおきぬ。
といわれるとゆうこは少しだけ悪戯っぽく笑い
「なんとなく全部終わったし楽しいかなあって」
といった。
くらり
と二人が眩暈がしたのはいうまでもない。
・・・・・・なんであろうかこのいちいちいう事の違いは。
「それに美神さんって私のダーリンのハトコさんだし」
・・・・・ダーリン・・・ハトコ。
という言葉にびくりと美神が反応する
美神の血縁のなかでハトコというとただ一人ー
「・・・・もしかしてそのダーリンて若作りで四六時中盗聴器もってて、笑いながら攻撃して、妙に頭が切れて人の弱点見つけるの人生の楽しみにしてる・・・変態?」
と頭をおさえつつ美神。
「ああついでに、もうひとつ攻撃ばっかりでよく死にかけるってつけくわえといて♪」
といってゆうこはそれはもう楽しそうに死人のようになっている美神を見つめた。
つづく

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa