コンクリートジャングルの虎(後日談その一)
投稿者名:AS
投稿日時:(01/ 2/ 7)
ーコンクリートジャングルの虎(後日談その一)
「やれやれ・・・さすがに応えたワケ・・・」
日本とアメリカを『二日』で往復して来たエミは『疲れていた』
「でも! タイガーの能力もパワーアップしたし! これであの女に・・・!」
「お帰りなさい! 心配してたのよ!!」
「れ、令子!!?」
「まったく・・・! あれっきり連絡無いから何かあったのかと・・・!」
「・・・・・・!!?」
「でも無事に帰って来てくれて本当に良かった!」
「・・・・・・ハン! ・・・甘いワケ!! 今さらそんな事で、許すと思ったら・・・・!」
「ただいまーーーーーーっっ!!!」
「!?」
「全く心配してたのよ!!」
「ね、ね! そんなに鈴女の事心配だったー!?」
「当たり前じゃない!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
突然現れた『ソレ』に驚きで声も出ないエミ・・・
「・・・で、例の『アレ』は?」
「もうバッチリ!!」
「でかしたっっっ!!!」
美神は鈴女から、『超小型カメラ』を受け取った。
「えっとねー!! そこのデッカイ人が女の人にー抱きついたりしたとこでしょーー!! あとねー! ニューヨークを大騒ぎさせた所でしょーー!! それでこれはーー・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『顔面蒼白』になっている『エミ』・・・
「ところでさーエミー『コレ』どうしよっかー? ・・・五億円くらいなら・・・」
ビシッッッ!!!!!!!
『小笠原エミ』は『凍りついた』・・・
「ねー美神さんっ、約束はー?」
「大丈夫! 事務所の屋根はキッチリ清掃してもらったし、超豪華ミニチュアハウスもすぐ出来るわ。」
「わーーーーーい!! やったーーーーーー!!」
「エ、エミさん・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・災難だったね・・・でも小笠原君も似たような事した事もあるんだし、あまり令子ちゃんを恨まないでやってくれ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「さて・・・と・・・悪いが僕は失礼するよ。 この本は明日返すから。」
そう言って立ち去る西条を見ながら・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(ふっふっふ・・・! ・・・・まずは横島君の身の周りの物を・・・!)
ガチャ!!
(・・・不用心だな・・・まあいい・・・好都合・・・)
カッッッ!!!
(ーーーーーーーーー!?)
「そこまでです! 西条さん!!」
「ピ、ピート君!?」
「西条先輩っっ!!! ・・・あなたって人は・・・!!!」
「西条っっっ!!! ・・・・・もっと見所のある男だと思ったんだがな・・・!! ・・・取り押さえろ!!!」
ピーポーパーポー・・・ファン、ファン、ファン
「違うーーーーーー!!! これは何かの間違いだーーーーーーーー!! 僕はただーーーーーーーーーーー!!!」
ファン、ファン、ファン・・・・・!
次第に遠ざかって行くサイレンを聞きながら・・・
「今日は良い夢が見れそうだ・・・!」
謎のタレこみ電話に感謝しつつ、横島はまどろんだ。
<ピッ>
<えー11・10頃に起きた、ニューヨーク中が密林と化すこの事件の参考人として、Gメンは このワイセツ行為を働いた、
虎の『変装』をした男を・・・>
「違うんじゃーーーー!!!! 一文字さんっっ!!! ワシは真面目に修行をーーーーーー!!!!」
「うるせえっ!! このセクハラ大虎!!! GSの恥!!!」
ガチャアァァァン!!!
「ウオオーーーーーーーーーーンッ!!!!!!」
「・・・・・・・・・」
<ピッ!>
<本日オカルトGメンの捜査官が、民間GSの アシスタントの住むアパートに 不法侵入しようとした所を、通報を受けた同じGメンのメンバー達に取り押さえられ・・・>
<プツッ>
テレビを消したエミは 横島の住む部屋の電話番号の入った携帯を見ながら・・・つぶやいた。
「あー・・・・・! 少しはスッキリしたワケ・・・・・・!」
AS「後日談その一です。 ニューヨーク三人組が ひたすらひどい目に遭ってますが、面白かったら嬉しいです。」
今までの
コメント:
- 憐れ・・だが!よくやったな!鈴女、
まさか翼で大西洋を越えるとは思っても見なかったぜ! (トンプソン)
- さぞかしエミの呑むビールはうまかっただろうに! (トンプソン)
- 素敵な落ち達でございましたー(笑
鈴女・・・壮大な複線(笑 (四季)
- 偉そうですけど・・・また追記です・・・
鈴女は海を越えて(流石に美神もそこまで無茶は・・・)では無く、姿を消したりして、飛行機に紛れ込んだんです。
美神は空港に迎えに行ったんです・・・(説明が足りなかったです・・・すいません)
(AS)
- それにしても、鈴女の事バレなくて良かった・・・(分かってた人いると思うけど・・・)『5・5』以外は、鈴女に注目いかない様に努めたんです。 (AS)
- 鈴女の事、全然気付かなかったっス(笑)。
まあ西条は自業自得だったとして、タイガーは少々気の毒だったかも。
結論:みんな美神が悪い(笑)。 (Iholi)
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