ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 2/ 5)

「そりゃそーだろーなあ小学生の時から夏子にコブラツイストや四の字固めなんぞ食らっとけば丈夫にもなるだろーなあ」
ははははと乾いた笑いで横島。
「ああそう?そりゃ良かったわー」
と夏子。
そしてぎゅうっと少しだけ包帯を締める。
「!!!!!てえええええええ」
「あ・ごめんなー♪ちょっと力加減間違えたわー♪」
と朗らかに夏子。
横島からは死角になって見えないが夏子はふふふんと小憎らしく笑ってるに違いない違いないに決まってる。
「ば・・あー女捨てた馬鹿力だかんなー力の加減もできないわなー」
とここで負けてなるものかと(?)痛みをこらえつつ横島。
「なにこんなか弱い乙女捕まえてっいっとんのかねえー」
にこにこ更に力を加え夏子。
「−・・・・自称か弱いだろーが」
痛みに顔をしかめつつも横島。
「なあにかいったああ?」
ふふふふふふふと傷薬を取り出し夏子。
(ちなみに良く効くがそれ以上にしみるらしい)
「いいえっ!!なんもいってませんっ夏子様っ」
・・のちに横島はこのときほど文珠を全て使ったのを後悔した時はなかったと語る。
「やっぱしもー一回傷薬念のため塗っといたほうがええよなあああ」
心底嬉しそうに夏子。
・・・・・・・・・なにかストレスでもあるのだろうか?
「いやじゃああああああああああああ」
と悲痛な叫びを上げる横島。
だがー
横島の包帯が解かれようとする時、ぎゅっとシロが横島を庇うように抱きしめた。
「シ・・シロ?」
呆然と横島。
「先生が嫌がってるでござる」
横島を抱きしめたままきっと夏子を睨みつけシロ。
「・・・・ええと」
となにやら途端に悪者になったような気分になり夏子。
別に横島が嫌がる分には全然良いのだが(?)こー庇われるとなにか自分がいけない事をしてるような気持ちになる。
「だめでござる」
ともう一度シロ。
その姿はご主人様を守る忠犬といったかんじである。
「ああってもう分かったから、そんな目でみんといて」
と夏子は苦笑しつつ傷薬を直した。
「よおしよくやったぞシロ」
と嬉々として横島。
滅多に誉められないシロはそれはーそれはもう嬉しそうに笑って
「はいでござるっ」
といった。
つづく

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