ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「4、破滅の腕輪〜ＵＡＫ壊滅！〜」

投稿者名：ギャグレキスト後藤
投稿日時：(01/ 2/ 5)

ＵＡＫの精鋭は次々と倒れていった。
唐巣、雪之丞、タイガー、ピート･･････
しかも、ＵＡＫ本部での出来事であった。
一体、こいつは何者なのか??


「ぐうぅ････ああっ！」
「何････モノだ･････あ･･いつは･･････!!」

誰もが、苦しみの声をあげたが最後、無残にも息絶えている。
まるで、正体を知ってしまった故に殺される運命にあるがように。
このままでは、小竜姫様すらも････!!


　　　　　　☆　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　☆


ところは変わって、ここは謎に包まれた次元空間の最中。
ここに、今はじめて蘇ったジュダ星人････アンドロジュダロスとドクターカオスが対面していた。

「ドクターカオスよ････よく来た･･････!!!」
「来たって、お主らが警官のフリをしてこの天下無敵のワシを連れ出して来たんじゃろっっ!」
「はて･････そうであったか･････････!?」

カオス以上のボケッフリをかますアンドロジュダロスだったが、指をぱちんと鳴らすと二人の前に画像が広がった。
その写された光景は、ＵＡＫ内部であったが、すでに完全に静まり返っていた。
ほとんど壊滅状態であった。よく見ると、またもやたった一つの腕輪がたたずんでいた。

「な･･･お主、何をしたんじゃ。」
「見ればわかることよ･･････!!精鋭の集うＵＡＫを私が殲滅させたのだ･････!!!」
「そうか････。
　　もしかして、今回はあの腕輪自身が、おまえの送り込んだ敵だということか？」
「････そういうことだ････お前には生きてもらいたかったがため･････この場に呼んだというわけだ･････････!!!」
「どういうことだ。」

カオスはいきり立って怒る。
だが、ジュダロスはまだも冷静に笑っている。

「お主は、以前から世界征服をしたかったんであろう?」
「何を根拠に言っとるんじゃ」
「お主の遠い心の中を読むことなぞ造作もないこと･･････!!
　　あのミカミというボディーを手に入れようとしていたこと、そしてまた、ブラドーという吸血鬼を
　　倒したあと、地底魔城をのっとり、名声と富により世界征服の一歩を踏み出そうとしていたのだろう･･･
　　ちがうか？」
「成程。つまりこの私と共にすべてを征服したいとでもいいたげだな。」
「その通り･･････!!」

アンドロジュダロスは軽く息をつくと、ある条件を突き出してきた。

「私は、あの『宇宙意思』と『宇宙の卵』を入手した。
　　これでループ間を作り上げ拠点とし、Ｍ78星雲もじき壊滅･･････!!
　　だが、そなたのプラズマスパーク核融合装置も欲しいのだ。
　　その見返りとして、征服後の宇宙の２/３を授ける････どうだ？」
「その2/3というのは、地球を含んでいるのか。」
「ああ、含むぞ。」

カオスは一瞬考えたが、地球が私の管理となれば･･･とばかりに質問をぶつけたが思っていたとおりになった。
この事実に対し、あからさまに「与える」というのは嘘臭いと踏み、カオスから出された答えは････

「ノーだ！」
「何だと？」
「断らせてもらうと言ったんだ。」

これ以上カオスは不要に口を動かさなかった。
どうせ、心を見透かされている････と思っていたからだ。
アンドロジュダロスはついに痺れを切らす。
肩を怒らせて突撃し、粉々に砕いてやろうとばかりに襲い掛かるが、カオスは辛うじて交わす。

「････この余を、アンドロジュダロスを･････････!!!!!!!!
　　怒らせるとは無様な野郎だ、この場でお主も生き絶えらせてやるわっっ!!!!!」
「ほう、アンドロジュダロスとな････････覚えておくぞ。
　　この私、ヨーロッパの大魔王･ドクターカオスを舐めると痛い目にあうぞ･････!!!!!!!!」
「ふん、甘いわ。おまえなぞなめても汚いだけだ。
　　手始めに、ＵＡＫから血祭りにあげるか･････!」

アンドロジュダロスはまたも指をぱちんと鳴らす。
すると、腕輪が動き始めた･･････!!
そして、アンドロジュダロスは超魔力をこめた声で叫びあげたっ！

「ゆけ、ブニョ＝ド＝グリング！！
　　身長7966ｍ、体重13万5600`のその体で全てをヒトガンウィルスに感染させ、
　　このループ間を殲滅させるのだぁぁ･･･････っっっっっ!!!!!!」
「･････やたら説明的な台詞だな。」


　　　　　　☆　　　　　　　　　　　☆　　　　　　　　　　　☆


だが、ＵＡＫのあるものだけは奇跡的に生き残っていた。
小竜姫、美神令子、六道忠夫＆冥子の四人だけだ。
もとより霊能力のなかった大槻教授やビートたけし、その他大勢は真っ先に殺され、ついに恐れていたことに
プラズマスパーク核融合装置にまで手が伸びかけていた。
だが、その時･････

「お待ちなさいっ!」

マントルより更に下に降りた、地球の核近くの地下室に、美神の声が響き渡る。
いったいこいつは何者??
ブニョ＝ド＝グリングの分身なのか??
おキヌやエミを殺した悪魔と同一人物なのか？
以下、次回に真相が明かされる････････!!!!
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