ザ・グレート・展開予測ショー

世界トーナメント(11)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 2/ 4)

試合開始のゴングが鳴る
「行くぜ!!」
横島は文殊で大剣を出し八雲に切りかかる
この時横島は避けられるかと思い次の行動を考えていたが
ズバッ!!
「な!?」
八雲は横島によって頭のてっぺんから切り裂かれる
大量の血が吹き出、一刀両断された八雲は後ろに倒れる
「何故避けない?・・・・・・・そうかー!!俺の攻撃が避けられなかったんだな!!」
そして横島は審判の方を見る
だが審判は何も言わなかった
「おい!!俺が勝ったんだから早いとこ・・・・・うぐっ!?」
横島は三本の爪のようなものに引き裂かれた
「な、なんだあ!?」
横島は振り返る
そこには段々体が元に戻っていく八雲がいた
回復スピードは見て分かるほど早かった
「へへへ・・・」
八雲は自信ありげな笑いを横島に見せる
「出でよ!!コアンヤア!!」
八雲の手から金色に光る竜が飛び出し横島に激突する
「うぐ!!」
横島はコアンヤアにドームのはるか高い天井に叩きつけられた
横島の体が落下していく
この高さだ、地面に墜落するといくら頑丈な横島でも死んでしまうだろう
「くそ!!」
横島は落下しつつ握っている馬鹿でかい剣を八雲に投げつける
剣はまっすぐ直進し八雲に突き刺さる
「はあああ!!」
横島が気合を入れ剣に溜まっている霊力を解放させた
八雲の体が木っ端微塵になる
「くっ!!」
横島は文殊でリングの上を柔らかくし一命を取り留める
「どーせまた」
見ると八雲は再生している
「はあ・・・」
横島はため息を付く
「こんなんじゃラチがあかねえ」
そこで横島は文殊が反則アイテムだという事に気付く
「・・・・・・・・・・・・そうだ!!」
そう言うと横島は文殊に五つの文字の念を込める
八雲がコアンヤアを連発で発射してくる
横島はそれをかわし八雲にさっきの文殊を投げつける
文字は「再生不可能」だった
「うっ!?」
八雲は動きが固まる
「よっしゃ!!これで!!」
横島は霊波刀をだし八雲を突き刺す
「よし!!・・・?」
勝ったと思ったが
「馬鹿だなあ・・・」
八雲はツオウリン(だったけ)で高速で横島に接近し
「出でよ!!トウチャオ!!」
横島の腹に手を当て三本の爪を出現させる
その爪は横島の腹部を貫いた
「ごは!!」
口から血が吹き出る
横島はひざをつきそのまま前に倒れた
出血が酷く血が横島を中心にして円状に広がっている
「まあこれも生活費の為で仕方が無いんだ、成仏してくれよ?」
八雲が横島に手を向ける
「出でよ!!コアン・・・・・・・」
そのとき
「ヤクモーーーーー!!!!リンリンさんがあーーーー!!!」
パイが八雲の名前を呼んだ
「どうした!?リンリンさんがどうかしたのか!?」
「宝くじで一等当てて三億円だってえーーーー!!!」
「何っ!?ホントか!?」
すると八雲は
「あ、審判さん、俺試合放棄と言う事で」
リングから出て行きパイのいる方へ走っていった
「え?・・・・・・・・えーっと・・・・・勝者横島!!」
審判がそういった直後会場にブーイングの嵐!!
八雲はリンリンというやつが金をもうけたのでもうココでわざわざ痛い目に会って戦う事も無いだろうと思ったのだろう
おかげで観客はつまらなかったらしいが
「横島さん!!」
おキヌが横島が倒れている所に走っていく
「横島さん!!」
おキヌは横島の握っている残りの文殊に「回復」の二文字の念をこめる
横島の傷が回復する
それにおキヌのヒーリングもあって横島はすぐに完治した
「う・・・おキヌちゃん・・・」
横島の目がゆっくり開く
「大丈夫ですか横島さん!!」
「ああ・・・試合は・・・・負けたのか・・・」
「いいえ、八雲さんが試合放棄で横島さんの勝ちです」
「・・・ちっ!!あの野郎・・・ふざけた真似を・・・」
「とにかく・・・歩けますか?」
「いや・・・歩けるけどおキヌちゃん、ちょっと手を貸してくれ」
「はい」
おキヌは横島の腕を自分の肩に乗せゆっくり立ち上がる
そして自室までおキヌは横島を運んだ
部屋には美神たちがいた
「あれ美神さんたち・・・」
「いま帰ってきたの・・・・・・・・で?横島?勝ったの?」
「はあ・・・まあ一応勝てました・・・・・」
「一応?」
「はい・・・俺負けてたんですけどアイツが試合放棄して・・・」
「なんで?」
「さあ・・・・」
「・・・・・・・・・・・・ま、なんにせよ次の試合には出れるんでしょ?じゃあいいじゃない!!私は金さえもらえればいいのよ!!」
「この女は・・・・」
「なんか言った!?」
「いえ!!なんにも!!」
横島はこれ以上痛い目に会うのはゴメンだと思い弁解した
おキヌは苦笑していた

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