ザ・グレート・展開予測ショー

コンクリートジャングルの虎(6)外伝


投稿者名:AS
投稿日時:(01/ 2/ 2)

「ただいまー・・・・・・!?」
六道女学院から帰って来たおキヌ・・・が見た物は・・・
「・・・・・・・・(ニコニコ)・・・」
「・・・・・・・・(ブツブツ)・・・」
 物凄く機嫌の良い美神と、物凄く機嫌の悪い横島だった・・・

ーコンクリートジャングルの虎(6)外伝ー

「い、一体どうしたんですか・・・!?」

    ・・・おキヌの声に 振り向く『二人』・・・

「・・・(クックックッ・・!)・・・」

美神は笑い『かなり邪悪な』がこらえきれ無いようだった・・。

    一方・・・「・・今日学校に行ったら・・・!」
「(・・・・・・・・・?)」 当然だが、横島が不機嫌な理由が、分からないおキヌ・・・。
回想<「おーっす・・・!」横島がいつもの様に、教室に入ると・・・『ギラッッッ!!!』 無数の殺意のこもった視線が突き刺さった。

しばらくたつと、横島は大勢の女生徒にハリツケにされていた。

「何故だーー!!? 俺が一体何をしたーーーーーーっ!!?」

それを聞いた女生徒の一人が、「とぼけてんじゃないわよっ」
更にもう一人が、「あんた土曜日にタイガーにひどい事言ったでしょ!? それで今日タイガーだけじゃ無くて『ピート君!』も!休んでんのよ!? あんたピート君にも何かしたでしょ!?」

   「俺は無実だーーーーーーーーーーーっ!!!!」

当然・・・その言葉を信じる者はおらず、ピートが回復して午後学校に来るまで 横島はハリツケにされていた・・・。>

「・・・・・・・え、えぇと・・・」
何を言えば良いのか、分からないおキヌ・・・。
「何故俺がこんな目にっ!! ちくしょーーーーーーー!!! 美形なんてーーーっ!!! 美形なんてーーーーーーっ!!!」

   「・・・うぅるっさいっ!!!」   ドカッ!!

 良い気分を台無しにされた美神が、横島を黙らせた・・・。

冷や汗を流しながら・・「み、美神さん・・シロちゃんと、タマモちゃんは・・・?」 横島を踏みつけながら 「あの二人なら約束が何とかって言って出かけたわ。」

「・・・・・・・・そ、そうですか・・・」

        その頃シロとタマモは・・・

「こっ、こ、ここでござるか!!?」
「うん。」

 二人は見るからに高級そうな和食料理の店の前にいた・・。

「さっ、行くわよ。」   タマモは中に入っていった。
「あっ、ま、待つでござるっ・・・!」   シロも中へ。

       二人は奥の座席に、案内された。

    落ち着かない様子で     「タ、タマモ・・・」
 キツネうどんを食べながら 「・・・何?」 「あ、あの・・『キツネうどん時価』ってどういう意味でござる・・・?」  悪い予感におびえるシロ・・・・・・
「その時によって値段が変わるって意味でしょ?」
「・・・!・・な、なら物凄く高い場合も・・・!」
少し目をつり上げ、「あんた・・・・武士のくせに、約束破る気・・・・?」
 それを聞いて 「なっ、何を・・!・・武士に二言はござらんっっ!!」
「流石武士・・安心したわ・・キツネうどんもう三杯下さーい」
          ドシャアアアッ!!!
  キツネうどんを保護して  「どうしたの? シロ?」
ガバァッ!!!  「や、約束が違うでござるっっ!!」
「?約束通りじゃ無い。 キツネうどん『イッパイ』・・・」
「だ、だからっっ・・いっ・・ぱい・・って・・・・・・・」
ハメられた事に気付いたシロ・・・「・・・(ワナワナ・・)」
「本当有り難うね、シロ。 良い友達がいて、幸せだわ・・・」

      当然その幸せは長くは続かなかった。

  「な、七万円ーーー!?」 「・・・・・・・・・・」

シロ一人で払いきれるわけも無く、タマモと合わせても足りず、
店に呼び出された美神と、おキヌが足りない分を代わりに・・・

   「あ・ん・た・た・ち・・・・・・(ニッコリ)」

     『ガタガタガタガタ・・・・・・・・』

シロもタマモも、その後の事は 決して語ろうとはしなかった・・・・。



AS「例によって、つなぎです。 面白かったら嬉しいです。」


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