ザ・グレート・展開予測ショー

世界トーナメント(9)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 2/ 2)

「これからどうしようか」
歩いている時に横島が言う
「そうですね・・・」
とおキヌ
「・・・・・・・・・・・・・やっぱおキヌちゃん部屋に戻って寝なよ」
「でも美神さんが」
「いや、俺は外で寝るから・・・」
「・・・・・・・・・でも」
「いいっていいって!!」
そういうと横島は笑うとおキヌを自室まで付いて行った
「じゃあおやすみー」
「あ!!横島さんちょっと待ってください」
おキヌはドアにくつを挟み何かを取りに行った
なんだろうと思っているうちにおキヌが毛布を持ってきた
「はい、横島さんこれ、風邪ひかないように」
横島は毛布を受け取る
「あ、ありがとうおキヌちゃん」
「いいえ、それじゃあおやすみなさい」
おキヌはドアをゆっくりと閉めた
その後横島は・・・
「・・・・・・・おキヌちゃん・・・恋人にして良かった・・・」
ジーンときている途中だった
そのあと横島はさっきのベンチに横になりおキヌからもらった毛布をかぶる
「そういえばおキヌちゃん幽霊のころからって言ってたけど俺全然気付かずに美神さんのケツばっか追いかけてたな・・・悪いことしたな・・・あした謝ろう・・・・・・・・・・・・」
そういうと横島はふうっと一息つき
「おキヌちゃんは死なせない・・・・・・・・・・・・・」
心に誓った

翌朝

「横島さん、横島さん」
「ん・・・・・・・・?」
おキヌが起こしに来てくれた
現在午前七時
「あ、もう朝か・・・」
横島は体を起こす
「美神さんたちはもう大広間に行きましたよ」
「そうなの?じゃあ俺たちも行こうか・・・」
「そうですね行きましょう」
そして二人は廊下を歩きエレベーターに乗る
「・・・・・・・なあおキヌちゃん」
「はい?」
「あのさ・・・おキヌちゃん幽霊の頃から俺の事好きだったって言ってくれたじゃんか」
「え・・はい」
とおキヌ
顔が赤い
「それでさその時俺、おキヌちゃんの気持ちに気付いてあげれなかったからさ・・・・・・・・・・・・ゴメン・・・」
「あ、謝らなくていいですよ!!私は横島さんに受け入れてもらえただけで満足ですから・・・気にしないで下さい」
「そう?・・・・・・わかった」
横島は微笑する
そしてエレベーターがチンという音と共に扉が開く
大広間は相変わらず大勢の人で一杯だったが昨日よりは少なかった
多分敗者は帰っていったのだろう
「あ!!美神さん!!」
横島は美神を見つけ走りよるが
美神はじーっとトーナメント表を見つめている
「あの・・・美神さん?」
横島がおそるおそる声をかけると美神は振り向いた
「あら横島君」
そういったがまたトーナメント表に目がいった
「?」
横島は不思議に思い表をみてみると
美神の対戦相手は
「ル・・・ガール・・・?」
対戦相手はルガールという片目が無く白髪のいかにも強そうな奴だった
「・・・・・・・・・・」
横島は自分の対戦相手をみた
やはり藤井八雲だった
「やっぱあいつか・・・・・・・・・・・・ていうか俺後なんかい戦わなくちゃいけないんだ?」
横島は計算してみた
次の試合で勝つと後二回だった
つまりこれに勝てば決勝進出戦だった
「・・・・・・・・・なんか優勝したくなってきた・・・」
なんて欲が出てきた
「ま、あんたもとりあえず頑張りなさいよ?」
そう言うと美神はその場を離れようとした
「あれ?どこ行くんですか?」
「どこってリングの上よ」
「だってまだでしょう?」
「・・・・・・・・あんたねえ・・・順番表ぐらい目とおしておきなさいよ」
そういわれると
「あ、横島さんアレじゃないですか?」
おキヌが指を指した向こうにはなにやら紙が貼ってあった
「あ、ホントだ」
横島はそれに近づく
「何々・・・俺は・・・美神さんの次の次か・・・」
「横島さん美神さんの試合見に行きましょうよ」
「そうだな」
横島達はいつもの観客席にむかってダッシュした
「良し!!席空いてる!!」
横島はおキヌを座らし自分が座った
そして横島の隣にシロ・タマモが座った
なにやらシロは不機嫌である
「もうシロ、いい加減機嫌直しなさいよ」
「だって!!」
ひそひそ声でしゃべる
「あ!!美神さんだ!!」
「ほんとだ、美神さーーーん!!がんばれーーーー!!」
美神がリングの上に上がろうとする姿が見えたので横島達は応援する
美神の相手はやはりルガールだった
似顔絵でみるとそうでも無かったが実際見ると何かゾクッとするものがあった
「な、なんだかあの人・・・」
とおキヌ
「ああ・・・あいつはかなりヤバイ・・・」
横島は美神がトーナメント表に釘付けになっていた理由がわかったような気がした
多分美神は直感的に身の危険を感じたからだろうと
そう思った
「さあさあ今日も始まります!!世界トーナメント!!先発はこの二人美神令子選手、ルガール選手!!(フルネームわからん)非常にハイレベルな両者選手!!どっちが決勝進出戦に行けるのか!!」
すると審判が右腕を上げ
「試合開始!!」

===続く===

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