ザ・グレート・展開予測ショー

始まり。


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 2/ 2)

(注)これはありがとうと繋がってます。

「・・・・・・です」
大きくはないがはっきりとした声でおきぬ。
「へ・・・」
からん
と缶コーヒーが落ちた。
中身がまだ入っているらしくどぼどぼと中身の液体が流れ落ちる。
横島はあっけに取られ、缶コーヒーを落としたことも気づいてない。
「横島さんが好きです。」
そんな横島の様子に少しだけ笑いもう一度いう。
おきぬの様子からして冗談でもなんでもなく真剣だということが分かる。
横島はとりあえず落とした缶コーヒーを拾いあげすぐ傍にあるごみ箱に捨てる。
だが内心大混乱中だった。
いままで嫌われることはあっても好かれるという経験はあまりない
(いや妖怪のたぐいなら好かれるのだが)
が・今自分を好きだと言っている女の子がいる。
とびきり可愛い上に優しくて・・いやまあちょっと天然だが・・
はた
とそこで横島は考える。
(いやでも待てよ・・・・・・もしかして家族とか仲間という好きなんじゃ・・)
ここで宣言しておくが横島は鈍感である。
これでもかっというくらい野暮で鈍感なやつである。
しかもおきぬの博愛主義な性格も手伝って・・やっぱり家族としてなのだろうかと思ってしまう。
それに大体こんな状況で告白されたなどと思うなんぞ・・・
(幽霊をむりやり送って後悔してるときに←おきぬの心の変化をしりません)
横島は頭を掻きはああとちょっとした自己嫌悪に陥る。
「ありがとー」
と言ってそして少しだけ嬉しそうに笑う。
「はい」
とおきぬ。
横島が自分の告白をきちんと受け取ってないのは分かった。
だけどちゃんと言えた。
今はそれで充分だった。
だってここから始まるのだから
気持ちを言葉にするところから
まだまだ先は長い
最期の最期にありがとうっていいたいから・・・
ちゃんと自分の気持ちを言葉にしてきちんと伝えられるように・・
「あーあーまた午前さまだ・・どーでもいいけどあの女夜の時給もいっしょなんだぜ」
「そうですねー」
こんな会話をできる自分を幸せに思いながら。
おきぬは手の中にある缶コーヒーを大事に持っている。
夜空は星が瞬いている明日は快晴のようだ。
おわり
・・・・・・・・・いいのかこれ?

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