ザ・グレート・展開予測ショー

【リレー小説】『極楽大作戦・タダオの結婚前夜』(3)[バレタ?]


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 2/ 2)

「ん?」
と横島が声のした方を振り向くとそこには
デニムのミニスカートにオレンジのパーカーといういでたちの小竜姫とロゴの入ったキャップと小竜姫とお揃いのトレーナー半ズボンという天童童子がいた。
傍目には仲の良い兄弟といった感じであろう。
そしてこの場合横島の視線と思考がどこにいくのか・・・考えるまでもないだろう。
がしっと
横島は先ほどまでの緩慢な動きが嘘のような素早さで小竜姫の両手を握る。
(ちなみにこの時点で天童童子のことは頭から消えてます)
「なんたる偶然っ!!どうですかこの偶然の再会を祝してお茶でも?」
と横島。
必要以上ににきらーんと白い歯が光る。(磨き粉かなにかつけているんじゃなかろうか)
「ああ・・お久しぶりです」
と今回の事情を知っているせいか(横島はしらないが)少しだけ口篭もりながら小竜姫。
「さあささっ今日は珍しく仕事も休みですーーーーーーーいったああああ!!!!!!」
途中からセリフが悲鳴に変わってるのは天童童子がおもいっきし横島の脛を蹴ったからである。
思わずしゃがみこむ横島。
視線の先にはおもいいっきし不機嫌そうな天童童子の顔がある。
「なにすんじゃあああああ!!このがきはっ」
と横島が怒鳴ると。
「そっちこそなんじゃ!!」
それ以上の声の大きさでどなられてしまった。
「そなたは余の家来であろう。家来はまず主君に挨拶するものだぞ」
とむくれた顔で天童童子。
・・・・・・・・・・・・・・・そういえば横島は天童童子の家来だったりする。
ぽん
と思い出したように手をたたく。
「・・・・・・そーいやそうだったなー」
「忘れておったろお主」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなことはないぞ」
「なんじゃ今の間は」
「いや主君の会えた嬉しさで感動してた時間だ」
「・・・・・・・・・・・・の割には小竜姫に一目散にいったの?」
「・・そーいやなんでここにあんたらがいるんだ?」
と立ちああがりつつ横島。
まだずきずきと脛が痛む。
この分だと多分青あざが出来ているだろう。
「遊びにじゃっ♪」
と嬉しそうに天童童子。
「へええよく許されましたねー」
とこの前の事を思い出し横島。
「・・・逃げられるよりは監視してるほうがいいと思いまして」
と眉間に皺を刻みつつ小竜姫。
「じゃあ修行場は?」
「カトラスとゴーレムに任せてます」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
(・・・そーいや今日たまもとしろがミョウジン山にいくっていってたきが)
かとらすとごーれむとしろとタマモ・・・・なにか考えると怖いものがある。
「大変すねーあ・だから今日休みなんですかねー事務所」
と恐ろしい想像を振り払うかのように話題を変える。
すると
ぴくりと事務所の単語が聞こえた瞬間小竜姫の肩が震えた。

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