ザ・グレート・展開予測ショー

世界トーナメント(8)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 2/ 1)

「死ねやあぁぁぁ!!」
バイソンが殴りかかってくる
「!!」
バイソンのパンチは速く避けいれない
「うぐっ!?」
横島はモロに顔面に食らう
バイソンはボクサーなので威力も普通の人間よりはるかにパワーがある
横島のようなヒョロい奴がくらったらひとたまりもないのだが
「いててて・・・」
どうもない様である・・・
「なっ!?こいつ・・・」
バイソンはちょっと自分に自信を無くした
「ふふふ、耐久性は誰にも負けんぞ!?」
「横島さん・・・いっつも美神さんにぶたれてますからね・・・」
おキヌ苦笑
「でもなぁ、あのバルログとかいうやつはやばそうだ・・・」
流石の横島も爪で引き裂かれてはただじゃすまない
横島はぐっと霊波刀と霊剣を握る
「じゃあ今度はこっちから行くぜ!!」
横島はバイソンに切りかかる
「なめんじゃねえ!!」
「くらえ!!」
横島はバイソンのパンチを無数に受ける
「うぐっ!!・・・・・・このやろお!!」
横島は殴られつつバイソンの肩に霊剣を突き刺す
「くっ!!」
「もういっちょ!!」
横島今度は腹を引き裂いた
「ぐああ!!」
バイソンは倒れこむ
「おキヌちゃん無事か!?」
「はい!!」
「よしっ!!次は・・・ぐっ!?」
横島の腹に爪が貫通する
「横島さん!!」
「くっ・・・・・」
「こいつ・・・」
バルログは仮面をかぶっていて顔の表情とかは分からないがなにやら怒っているようだ、声でわかる
「死ね!!」
するとバルログは空高く舞い上がった
「な!?」
横島は上空を見上げるが暗くてよく見えない
すると横島は後ろに気配を感じた
「馬鹿がぁ!!」
「っ!?」
バイソンに腕をがっしりと固定され動けなくなってしまった
「行くぜバルログ!!」
そしてバイソンは横島を固めたまま木等をつかって上空10メートルくらいまで飛んだ
「!?」
そしてバイソンは横島を投げ飛ばす
「くっ!!」
するとバルログが超高速で横島に接近する
そしてその勢いで横島の腹部にまた突き刺され
「くくく・・・」
そのまま腕を降り下げ横島を地面に投げつけた
「うがあ!!」
横島は地面にたたきつけられる
「へっへっへ!!おいてめえ!!この女はもらっていくぜ?」
おキヌはバイソンに腕を捕まれる
「横島さん!!」
おキヌは横島の名前を必死で叫ぶが横島は倒れたままだ
「さあてバイソン、そろそろ行くか」
「ああそうだな」
二人は帰ろうとしたが
「馬鹿はお前らの方じゃあ!!」
横島がいきなりバルログを霊波刀と霊剣で突き刺した
そしてバルログを貫通してバイソンにまで突き刺さる
「うっ!?」
「うおっ!?な、なんでお前・・・」
「お前に捕まれる直前に気配を感じて直感的に俺のダミーを作ったんだよ、つまりお前らは俺の偽者を必死で攻撃してたってワケだよ!!ばかだなあ!!」
「そ、そんな・・・頼む、命だけは・・・」
「じゃあまずおキヌちゃんを放せ」
そういうとバイソンはおキヌを放した
おキヌは横島の背中に隠れる
「どうするんですか横島さん?」
「なーに決まってんじゃん」
そうすると横島は二人に剣を伝わらせて霊波を一気に流し込んだ
「うがあ!!」
「ぐうううう!!」
そして二人はばたっと倒れる
「横島さん・・・ちょっとやりすぎじゃあ・・・」
「いいのいいの!!それじゃあ中に入ろうぜ、ココは寒いから」
「そうですね!!」
そして横島とおキヌはドーム内に入る
「あ、あのー横島さん」
「ん?」
「さっきはありがとうございました」
「いいっていいって!!でも痛えなあ・・・」
横島は腹をさすった
「ん?あ!!そうだ!!俺怪我してたんだ!!」
そういうと横島はしゃがみこんだ
「うぐぐぐ・・・も、文殊・・・あ!!無い!!」
「ちょっと横島さん、大丈夫ですか?」
おキヌが横島の傷に手を近づけヒーリングする
すると横島の傷が見る見るうちに回復していく
「・・・・・・おキヌちゃん?」
横島は驚く
おキヌのヒーリングが格段に強くなっている
「ふう!!これでよしと」
「おキヌちゃんなんで」
「は・・・・?・・・・ああこれは前横島さんが命を捨てて私を助けてくれたじゃないですか、その時私スゴイヒーリング出来たんですよ、それから効力が上がったんですよ」
おキヌはちょっと得意げな笑みを浮かべる
「そうなんだ・・・とにかく有難うな」
「いえいえ、私の方こそ」
「お、自販機だ、何か買おうか?」
「そうしましょう、喉も渇きましたし」
そういうと二人は自販機で横島はコーヒー、おキヌは紅茶を買い近くにあったベンチに腰をかけた、そこは周りに観葉植物もあり落ち着ける場所だった
「ふー・・・」
横島が一息つく
「でもなんだか私って助けてもらってばっかだな・・・」
おキヌがぼやく
「・・・・・・・・・・・・あーおキヌちゃん?」
「あ、はい!?なんですか?」
おキヌは我に帰ると横島の方を向いた
「あのねえ、前にも言ったけどおキヌちゃんは守られてばっかじゃないよ?」
「あ、すいません、私そんな事を・・・」
「いいからいいから・・・・・・・確かにおキヌちゃんは俺が守っているがおキヌちゃんだってみんなを守ってるんだぜ?」
「?」
「だっておキヌちゃんが居なかったら事務所は無茶苦茶になるし美神さんはキレたら止まらないし・・・・・・だからさ・・・」
「ふふふ・・・横島さん有難うございます・・・」
「だから俺がおキヌちゃんを守るのは当たり前ってこと」
「じゃあ義務でやってるんですか?」
おキヌは悪戯っぽく笑う
「え・・・?いやそりゃあ俺はおキヌちゃんが・・・」
「私が?」
「・・・・・・え・・・あー・・・・・・そのー・・・好きだから」
横島は言った、顔を真っ赤にして
するとおキヌは横島の顔に自分の顔を近づけ
「私も横島さんが好きです、幽霊のころからずっと・・・好きでした」
そして二人の唇がかさなる直前
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!先生ーーーーーー!!!」
という声が!!
すると横島はとっさに
「あ、お、おキヌちゃんん?まつげが・・・」
「え!?どこです!?」
誤魔化す
おキヌも
誤魔化す
「え!?あんたたちもうそんな関係だったの!?」
「そんなーーーー先生ーーー」
シロとタマモだった
「な、何言ってるんだ!!」
「そ、そうですよ!!」
「ふーん・・・ま、そういうことにしておいてあげるわ」
「しといてあげるって・・・」
それからタマモはシロを引きずって自室にかえっていった
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ふたりは沈黙する
「と、とりあえず横島さん、これからどうしまー・・・、!?」
横島はちょっと強引におキヌの体を引き寄せ唇を重ねた
「・・・・・・・・・・」
おキヌは目だけ少し笑いゆっくりと閉じた
そして時間だけが刻々と過ぎていった




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