ザ・グレート・展開予測ショー

世界トーナメント(6)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 1/29)

部屋にて
もう夕方である
「ねえ横島さん」
「ん?何だおキヌちゃん」
「横島さんの次の相手って誰なんですか?」
「え?わかんねえな・・・見に行こうか」
「そうですね!!確か今戦っている途中だと思いますから」
そして二人は観客席に向かった
五分ほど歩き着いた
「・・・あれ?もう試合終わってる?」
もう試合は終わりリングの上には何やら髪の毛がモップにできそうなヤツが倒れていて糸目のヤツが審判に腕を持ち上げられていた
「え?あいつが勝ったのか?顔は弱そうなのになあ・・・」
「そんな横島さん顔で判断しちゃダメですよ」
「まあいいけど・・・まココには用はないし帰るか」
「そうですね、でももうちょっと横島さんといたかったな・・・」
ボソッと言う
が、横島には聞こえていた
「え?」
ちょっと顔が赤くなるが
「じゃあもうちょっと歩き回る?」
「え?いいんですか?」
「あたりまえじゃん」
当たり前と言われたおキヌは嬉しくなる
「じゃあ行きましょう横島さん」
テンションは高くなり横島のうでにしがみつく
そして横島とおキヌはドーム内を歩いた
今いるのは何やら学校の廊下ほどのちょっと狭い通路だった
とおりがかる選手はいろんな人がいて強そうなやつばかりだった
あと何回戦えばいいのだろうと思っただけでうんざりする
「はあっ」
ついため息が出てしまった
「どうしたんですか横島さん」
「いや・・・なんかしんどくなってきてさ・・・だって今でもしんどいのにもっと強いやつと戦わなくちゃいけないんだろ?それに俺が優勝したって金は全部美神さんのものになるだろうし」
横島はまたため息をつく
「い、いくらなんでも美神さんそこまで・・・」
「いままでそうされたじゃん」
「う・・・・・」
おキヌは言葉につまる
その時
「おーい」
さっきの糸目が声をかけてきた
「お前横島だろ?」
「・・・・?、お前はさっき戦ってた・・・」
「ああ、藤井八雲だ」
すると八雲の後ろから少女が姿を表した
「ねえねえヤクモ、この人たち誰?」
「パイ、こいつは俺が次に戦うやつだよ」
「えー、でもこの人戦い向きじゃないように見えるよ?」
「やかましいわい!!」
横島激怒
「まあまあ横島さん」
おキヌがなだめる
「ま、仲良くやろうぜ」
「・・・・・・・・・・・・」
横島はだまっいている
「じゃあな」
「じゃあね」
二人は去っていった
「・・・・・・」
横島は黙っている
「・・・横島さん?まだ怒ってるんですか?」
「・・・・・・・・・・いや、・・・なあおキヌちゃん」
「なんですか?」
「あいつどう見たって強そうじゃないよな?」
「・・・・・・・・・まあ正直言うと確かに・・・」
「それにあの額の文字・・・気になる・・・」
「・・・・・・・・・」
二人は沈黙する
「だ、大丈夫ですよ横島さんなら!!」
「・・・ありがとう・・・・・・・さてそろそろ帰るか」
「そうですね」
二人は部屋に帰った
部屋にて
「あら横島くんおキヌちゃん、どこ行ってたの?」
「いやそこらへんぶらぶらと・・・」
「まあいいわ、それより夕飯持って来てくれたわよ?海坊主が」
みるとテーブルにはかなりうまそうな食事が並べてあった
「じゃあ食べましょうよ」
それから五人は夕食を食べた
シロと横島は取り合いをし
美神とタマモとおキヌは世間話をしながら
そして全て平らげた
するとい美神が
「横島くん?」
「なんすか?」
「あんたの次の相手藤井八雲だったわよね?」
「そうですけど」
「棄権しなさい」
「は?」
横島はあっけに取られた
「あいつは危険よ・・・棄権しなさい」
「何でですか?」
「あんた試合見てないの?」
「終わってました」
「とにかく棄権しなさい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・嫌です」
横島は否定する
「え?でも横島さんもうしたくないんじゃなかったんですか?」
「それはさっきまでの話、なんだかココで棄権したらあいつらに馬鹿にされそうだ、特にパイとかいうやつ」
「・・・横島さんさっき言われた事そうとう気にしてるんですね・・・」
おキヌは苦笑する
「だから俺は棄権しない、なーにあんなやつ瞬殺しますって!!」
「あいつは不死身なのよ?」
美神の言葉に横島は固まる
「不死身?そんなバカな!!」
「ホントよ、さっきの試合で腕をもぎちぎられていたけどすぐに再生したわ」
「・・・・・・・・・とにかく俺は棄権しませんからね!!」
そういうととうとう美神がキレた
「やっかましいわい!!大体なんなの!?私がせっかくあんたの事心配してやってるのに!!」
横島は当然ボコボコにされた
哀れ
「あうう・・・」
「まあまあ美神さん、横島さんも強いんですから・・・」
「ふんっ勝手にしなさい!!」
そういうとおキヌは横島をヒ―リングする
「そういえば寝床はどうするんでござるか?」
流石に横島を同じ部屋で寝さすのは危険だろう
「うーん・・・どうしようかしらね・・・」
すると横島がうめくように言った
「俺が変態行為なんてすると思うんですかぶはっ!!」
美神にぐりぐりと頭を踏まれる
「ちょ、ちょっと美神さん!!横島さんは私が見ておきますから・・・」
「そんな悪いわよ」
「いえいいですよ」
するとシロとタマモがひそひそ声で何やら言っていた
「なあタマモ・・・先生とおキヌ殿最近仲良くないでござるか?」
「確かに・・・だって横島なんかおキヌちゃんに命かけてない?」
「・・・うーん・・・たしかこの前おキヌ殿を生き返らせるために自分の命を捨てようとしたとか美神殿がぼやいてたでござるなあ」
「だよね?横島なんかおキヌちゃんのこと守るとか言ってたわよね?何でそこまでするのかしら?やっぱ横島もおキヌちゃんこと好きなのかな?それとも昔何かあったのかな?」
二人はそんな事を話していた

===続く===


長い・・・(汗)

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