ザ・グレート・展開予測ショー

コンクリートジャングルの虎(2)


投稿者名:AS
投稿日時:(01/ 1/29)

ーコンクリートジャングルの虎(2)



(タ、タマモ・・・な、何が起きてるんでござるか?)
(・・・シッ!) タマモはまず事態を把握しようと、考えを巡らせ始めた。 (・・・まず、バカ犬に散歩に付き合えと言われて、キツネうどんを条件に・・うーーーーーんと高くて美味しいキツネうどんにしよう。
・・・ああ・・・色んな意味で楽しみ・・・・)
(タマモ・・・・・・?)
(ハッ! いけないいけない・・このバカ犬勘が・・まあそれなりに、まあまあ良い方だから、悟られないようにしなきゃ・・)
(タマモ・・・・・・・?)
散歩から帰ってきて何故か上を見たら あいつが吊るされてて、
シロが暴走して・・・いつもの事だと思うんだけど・・・・・
(タマモ・・・・・・・・?)
で、ついてったら シロがうずくまってて・・それで・・・・・
何か損させられた気分ね・・・キツネうどんに その分も上乗せ
させてもらわなきゃ・・・・・・)
(・・タマモ・・・・・・・・・?)
(あ、そうそう、それで物凄く嫌な霊気が・・・)
「・・・あんた・・・いつまでそうしてるつもり・・・?」
(タマモ・・・・・・・!)
(分かってる・・・・!)
タマモとシロは ドアから聞こえてくる声に、耳を澄ませた。
「・・・・」
「まったく・・・! おキヌちゃんもいちいち紅茶なんて買いに
行く事無いのに・・・!」
「・・・おたくのトコの社員にしちゃあ、気が利くワケ・・・!
誰かが、反面教師になってるワケね・・・!」
(・・ずいぶん・・トゲトゲしいわね・・・)
(ううう・・・・!)
(どうしたのよ・・?)
(こ、こういう空気は・・・苦手でござる・・・!)
タマモは ため息をついた。
(あんた・・天狗とも渡りあったんでしょ・・・!?)
(・・・・・・)
「だーーれが反面教師ですってっ!? あんたこそ折角人が
出した椅子に、腰かけもしてないじゃないっ!!!」
「折角・・!? わーざわざこーんなに低い椅子出して、よくも言えるワケッ!!! アンタそんなに人を見下したいワケ!?」美神は少し落ち着いて 椅子に座り直した。
「一位の私が、三位のあんたと同じ高さのワケないでしょ?」
態度は相変わらすだが・・・
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
(な、何か息苦しくなってきたわ・・・)
(さ、先刻より、も、物凄く嫌な霊気でござる・・・!)
(シロ! あんた何とかしなさいよ!)
(こっ、恐いでこざる・・・!)
(あんた一応侍でしょ!?)
(正真正銘侍でござるっ! ・・・ござるが・・・・・)
トントントン・・「ただいまー」
「おっ、おキヌどのーっ!!!」
この時シロには おキヌが救いの女神の様に見えた。
一方泣きつくシロを横目にタマモは・・・・・・
「・・・・・フウ・・」呆れ半分、安堵半分のため息をついた。

・・・おキヌが二人を、なだめた後・・・

「じゃあ、意味もなくケンカしてたんでござるか!?」
「・・・・・・」
「別にケンカなんてしてないわよ。」
「いつもの事なワケ」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「まあまあ・・・ところでエミさん、どんなご用なんですか?」
「・・・実はタイガーの・・・」
「タイガーの奴がどうしたのよ?」
「タイガーの修行に・・アンタの親父さんを・・その・・紹介してほしいワケ・・・」

「あれ?横島さんは?」 ギャア、ギャア ギャア・・・
「あ、カラス・・・だからわかったんだ。」
「キャーーーーッ!? 横島さんがーーーっ!!!」
「先生ーーーーーーー!!!」
 ギャア、ギャア、ギャア「・・・・・・・・」

AS「長すぎで・・ホントすいません。横島の扱い、ギスギスしたところが気に障ったら 遠慮なく書いてください。」



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