ザ・グレート・展開予測ショー

「息子の叛乱!」第3章


投稿者名:Nor
投稿日時:(98/ 1/16)

#お久しぶりで御座います。Norで御座います。
#端末に入る時間ができたので、続きをば・・・。と、今打っていたのですが、
#いきなりエラーで雲散霧消してしまいました。しょおっく!
#気を取り直して、打ち直し。しくしく。

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30分後。事態は一応の沈静化を見せていた。が、そうであっても
人々は行動し続ける。

「や、やっと去って行った・・・」
横島はその場にへたり込んだ。フォースは召集の放送を受け、退去して
いた。
「ルシオラ・・・これからどうする・・・? ルシオラ?」
横島は周囲を見回した。いない。
「ルシオラ? おーい! ルシオラ?」
頭の中を妙な不安がよぎった。そのとき。
「オウ! フワッチュユーアードーイング!?」
横島の後上方、飛行甲板の方から外人の悲鳴のような声が聞こえてきた。急いで
タラップを駆け上がる。
「げ・・・」
横島は硬直した。
彼の目の前には、分解された戦闘機(らしきもの)が多数散らばっていた。コック
ピットの窓、羽先の部分、ミサイルのかけら。その側では米兵が頭を抱え込んでいる。
横島に機種とかは分からないが、そう安いものではないということだけは想像できた。
恐らく数百億円が既にパァになってしまっているだろう。
「オウ、ノォォォォォォォ!!」
米兵の叫びがむなしく辺りに響く。
そして、半ば解体された一機の前で黙々と作業をし続けるルシオラ。
「ル、ルシオラ・・・」
「あ、ヨコシマ」
ルシオラは顔を上げた。
「これは、一体・・・」
「分からないの? 兵鬼よ、兵鬼」
「兵鬼ぃ?」
良く見ると、ルシオラの前にいくつかの機械らしきものが組み立てられていた。
「ふふふふ・・・映・・・この私に魔道兵鬼で戦いを挑んだら、どういう結果に
なるか・・・たっぷりと思い知らせてあげるわ・・・」
「ひっ!」
横島は一歩後ずさった。ルシオラはまだ怒りの最中にあったのである。
「ふふ、ふふふふふふ・・・」
(ま、まっどえんじにあ・・・)
横島はその気迫に押されながらも、ふと一つのことが頭に浮かんだ。
「ルシオラ・・・」
「ん?」
「ふと思い付いたんだが・・・」
「え?」
「あの超逆天号、以前どこかで見たような気がするんだが・・・」
「そ、そお?」
「確か・・・ルシオラの地下実験工房に、あれの設計図と完成予想図らしきものが
貼ってあったような・・・」
「・・・さあ、兵鬼、兵鬼!」
「ひょっとして・・・あれ造ったの、ルシオラか?」
ルシオラはびくっ、と体を震わせた。額から汗。妙に強ばった笑いを顔に浮かべて
いる。
「そーなんだな? やっぱり、そーなんだな!?」
「あ、はははは・・・異次元空間に係留しておいたら、映が工房からキーを盗んじゃ
ったりして・・・」
「な、なんであんな物騒な物を!」
「まあ、なんていうか、私の趣味みたいなものよ」
「だあああああっ!」
「まあ、成り行きだからしょうがないじゃない? ね?」
「趣味で・・・趣味で地球が危機に・・・」
「大丈夫! 私が設計したから、強度には自信があるわ。ちょっとやそっとの攻撃じゃ
びくともしないわっ!」
「大丈夫じゃないわいっ!!!」



遂に発覚した超逆天号の真実。世界の危機が、自らの愛する人々によってひきおこ
されていたという事実を前に、横島は一体どうするのか? ルシオラは? 半ば忘れ
去られている美神はどうなってるのか? おキヌのリポートは?
そして、世界は新たな恐怖との出会いを経験するのだ・・・。
次回、「戦い」をお楽しみに!

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というわけで、時間が無くなるというという事態のため、中断します。
うーむぅ。また時間見つけて必ず書きます。今回は短かったかも。
でぃは。また。



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