ザ・グレート・展開予測ショー

コンクリートジャングルの虎


投稿者名:AS
投稿日時:(01/ 1/28)

「ただいまでござるー!」
「ただいまー」
日曜日の朝、「来客があるんでな」と 散歩を断られシブシブ
キツネうどんを条件(・・・怒)にしてきた、タマモとの散歩に出かけ、満足したシロが、帰って来た時・・・「シッ、シロッ・・! あ、あれっ・・・!」ふと、上を見あげたタマモが 急に真っ青な顔で指を指した。
(・・・・・・?)つられて上に視線を向け・・「せっ、先生ーーーーーっ!!!」
ずたぼろになって 屋上から吊られた横島の姿を見て・・シロが絶叫した・・・。


ーコンクリートジャングルの虎ー


「いっ、一体何者が先生をこんな目に・・! 許さんでござるっ!!!」
シロは霊波刀を携え、止める間も無く 猛然と駆け出した。
「まっ、待ってよ、シロッ!」 タマモも慌てて後を追う。
(どうせまた何か、悪さしたんじゃないの・・?)
そんな事を思い ペースを落として、シロを追いかけるタマモ。 すると・・・・・「ウウウウ・・・!」 (・・・・・・?)
「ウ・・・!」ウウウ・・・」 シロがドアの前で苦しそうに、うずくまっている。
「どっ、どうしたの!? シロッ!!」 さすがにタマモも落ち着いてはいられずに、シロに駆け寄る。
ーと、駆け寄ろうとした途端 シロが、勢い良く跳ね起きタマモの口を押さえた。
「ムッ、ムガッ!? ムガガガッ!!」
暴れ出すタマモ。 (シーーーーーーーーッ!!!)
(・・・・・・・?)訳が分からないタマモに、シロが目線で
ドアの一つを示す。 (・・・・・・・・・・・!!!?)
(慌てていて気付かなかったが、ドアの向こう側から嫌な霊気が漂ってくる・・ 殺気の一歩・・否、二歩手前ぐらい・・・?)
タマモは嫌がるシロを、押し退けて ドアの向こうを覗き見た。
そこにいたのは、いつもの机に不機嫌そうに、座っている美神と
出された椅子に座ろうともせず、美神以上に不機嫌そうな、見知らぬ、色黒の女だった・・・。

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