ザ・グレート・展開予測ショー

GSサスペンス劇場「知りすぎた男」(4)


投稿者名:PKO
投稿日時:(01/ 1/27)

CHAPTER4

「ここはどこだ・・・。」
横島は途方にくれていた。
無理もない。
だって、一面見渡す限りにとうもろこし畑なんだから。

とりあえず公衆電話(なぜかあった)で美智恵に連絡をとることにした。
「あ、隊長。横島です。」
「横島君!唐巣神父から事情は聞いてるわ。今どこにいるの?」
横島は電話に書いてあった住所を言った。
「そう・・・そこならなんとか10分くらいでいけるわ。そこで待ってて。なんとか持ちこたえるのよ!」
「はは、持ちこたえるったっていくら美神さんでもここまでは・・・」
「甘いわ。」
「え?」
「あの子は必ずあなたを捜し出して殺すわ。親として断言できる。」
どんな親だ・・・
「だからなんとしてもそこで待ってて。」
ガチャン
「いや、いくらなんでもな〜。」



「暇だ・・」
そろそろ10分になる。
あまりに暇なので近くにいる農夫のじいさんに声をかけてみることにした。
「精がでますね〜。」
「いやいや。ところでさっきからそこで何をしとるんじゃ?」
「人を待っているんですよ。」
「そうか・・、しかし今日は妙じゃのう〜。いつもはあんな所にヘリなんぞ飛んどらんのに。」
「あ、本当だ〜・・・え・・・ヘリ?」
バラバラバラバラ

「ま、まさか・・・・」
横島の予感は当たった。
ヘリはこちらへ高速で向かってきたのだ。
『ほほほ、よーこーしーまー!!見つけたわよー!!!』
美智恵の言葉は正しかった。
ズガガガガガ!
「うわあああああああ!!」
横島は怒涛のごとくの銃撃を奇跡的にサイキックソーサーで防いでいた。
農夫のじいさんはあまりのショックに倒れていた、心臓マヒでなければよいが・・・
「あかん!もうだめじゃー!!」

その時!

「横島君!生きてる!?」
「た、隊長〜!助かったああ!」
「早く乗って!」
バタン!
「とばすわよ!」
グオオオオオ!

こうして、なんとか距離だけは離したのだったが・・・

続く

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