ザ・グレート・展開予測ショー

風雲!六道城(終)


投稿者名:フォルテッシモ
投稿日時:(01/ 1/26)

横島達の前に現れたのは大きな池だった。そして池には人が一人立てるくらいの石が所々にあった。
「あの番組か!あの番組なんだな!?懐かしいぞ!今これをここでやれるなんて!!」
横島は何故だか燃えていた。
「あの番組?
どうやらおキヌはわかっていないようだった。まあ300年も幽霊をやっていたのだから無理もない。
「おキヌちゃんよく聞くんだ。オレたちはあの飛び石をわたって向こう岸へたどり着かねばならない!そのうちのいくつかはダミ−なんだ。乗ったら沈んでしまうんだ」
「え!」
「運動神経以上に勘や運のよさを試されるコ−スなんだ!」
横島はいつになく熱く語っていた
「そんな……ムチャな!!」
「フフフがぜん燃えてきた。待っていてください美神さん!この挑戦受けてたちますよ!」
横島は後ろに炎が見えるほどに燃えていた。なにが彼をここまで熱くさせるのだろうか。
「あの……私元ネタがわからないんですけど」
「野生の勘思いするがいい−!」
「あの……何の番組なんですか−!」
横島はおキヌの質問になにも言わずどんどん池をわたっていった。

「ふ−ん。なかなかやるじゃないの。20万年を渡すことになるかもしれないわね。六道家持ちだけど。でもこんなの序の口よ」
美神は紅茶を飲みながらモニタ−を見つめていた。

「すごい……イ○ディ−ン・ジョ−ンズみたいですね。」
次に横島達の前に現れたのは坂から大きな岩が転がり落ちていた。そして壁には凹凸があった。(名前忘れました。誰か教えて下さい)
「3Dアクションを生身でやってるって感じだろ。ここからは体力と運動能力と判断能力が試される。準備はいいかおキヌちゃん!!」
「ハイ!!」

「ああ−いいわ!!見てるだけなのが歯がゆい!!私も参加した−い!!」
美神はモニタ−を食い入るように見ていた。
「しかしこうしている間にも奴らはやってくる……冥子!!バレ−ボ−ルと戦車と水鉄砲の用意を」
「わかったわぁ」
冥子はいつも通りのマイペ−スで答えた。

その部屋にはボ−ルがぶつかる音が響いていた。
「ふふふふふ!!いつまでそこで持ちこたえられるかしら!?」
美神は愉快そうに横島達に言った。
「くっさすが最大の難関の一つと言われるジブラルタル海峡!!一筋縄では行かないようだな!!」
「ホラホラ足下が危なっかしいわよ!」
そう言った美神だったが後ろに殺気を感じ振り返ると冥子の母親が笑ってたっていた。もちろん目は笑っていなかったが。
「あっお母様!」
冥子はおびえながらそういった。
「冥子これはどういうことかしら。」
冥子の母はやっぱり笑っていた。もちろん目以外だが。
「くっ元に戻すしかなさそうね」
「そっそんな。最後の戦車バトル楽しみにしてたのに」
「そうですよ!このままじゃ引き下がれませんよ」
横島とおキヌが美神に抗議した。
「あれでも」
美神が指差したほうにはさっきよりいっそう笑顔になっている冥子の母がいた。
「うっ」
こうして六道家での夜は幕を閉じた
   後日談
横島とおキヌの口座に10万円が降り込まれていた。横島は喜んでいたがおキヌは不思議そうにしていたという。
     おわり


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