ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの超不発弾!(その2)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 1/24)

「・・・・あれ?」
「どうしたの、横島君。」

GS協会がホログラフィック技術にテレパシィー能力を駆使、応用することで
得られた新技術により、横島たちは映像を見せられていた。
GS協会連盟特殊憲法第413条に
「霊能力を用いた犯罪を行った者に関し、その者の記憶の中を公開してもよい」
という記述がされている。
また、これによりかつての魔女狩りを終了させたという説がある。

さて、その決まりにより「カオスの記憶映像」を知る羽目になったのだが・・・・
その記憶になにか横島は違和感を感じていた。
なにぶん、カオスの記憶だから・・・・と思って見ていたのでは気づかないような部分であった。
横島はそのあいまいな部分に関して疑問を持ったのだ。

「ここ、1997年の6/14の記憶のとこ・・・・妙な顔が見えたっすけど。」
「妙な顔!?」

美神とキヌはすぐに察した。
サブリミナルメッセージ・・・・・その1秒間に24コマ動くという映像の中に唯一ある映像・・・・
その部分を見逃さなかったのだと二人が判断した。
美神は、その部分を非常識なことにコマ一つづつ巻き戻ししていった。
あっ!とキヌは声をあげる。
驚くべき画像が目の前に現れたのだ。

「この3人の顔・・・どこかで見たことありません?」
「そう、俺、この部分に気づいたんっス。
  間違いない、この3人の顔、いつも警察の前を通って美神さんの事務所に行くから、  間違いなくあの地下鉄タリン事件の残りの逃亡犯の顔に間違いないっスよ。」
「・・・・・あ、あの男って、いったいどんな事件に関わってんのかしら。」

この言葉を聞いたGS連盟の職員らは、ドクターカオスに関してさらに職務質問をきつくするよう
警察に連絡していた。その後、その質問の結果・・・・


「そういや、『朝から証拠』だとか言っていてな、そいつの脱獄計画をしているようなしゃべり方じゃった。
  でな、そいつらがワシにいってきたんじゃ。
  『身隠れする上での霊的ポイントを探し出してほしい』・・・・とな。
  だからワシは『原始風水盤のポイントとなる場所なら、姿を隠すことができる。』といって何か渡したような気がするのだが、なにせ、それ以降彼らを見ていないから
  何がなんだかわからなくてなあ・・・・・。」

取調員たちは開いた口がふさがらなかった。
記憶が停止していたのだ。
そしてやっと開いた口から出てきた言葉はというと、

「・・・・そうかそうか、お前の魔法科学のせいで今まで見つからなかったというのか?」

であった。その言葉に反応して、カオスは場を間違えて思わず次のように口走ってしまった。
「・・・・そーーおじゃ、このワシの魔法科学の前に不可能などないわーーーーーっ!!」



さあ、この後カオスはどうなったでしょうか??

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