ザ・グレート・展開予測ショー

ユリ子再び(5)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 1/21)

少年がユリ子を連れて行ってしまう
「まて!!」
と横島は言うが少年の視線の先は広大な夜空だけ
横島の言ってる事など聞こえもしないようだ
「・・・・・・・・・・そうだ!!」
横島は文殊を出す
浮かび上がった文字は「跳」
横島のジャンプ力が増す
「とりゃ!!」
横島が飛び上がると上空20メートルはありそうな少年とそれに抱かれているユリ子の側まで接近できた
「ユリ子ちゃんを返せ!!」
と横島は少年から身動き1つ取れないユリ子をひったくる
「!!」
少年はユリ子を奪い取ろうとするが焦っていたのか動きに隙ができ横島に霊波刀で斬られた
「うっ!!」
少年は一瞬うめき声を上げるとどこかへ去っていった
「さーて・・・文殊で地面を柔らかく・・・・・・」
と横島は文殊を出そうとするが
ポスッ
なさけない音がしただけで文殊は出現しなかった
「え?・・・何で・・・?」
落下していく
「なじぇえええええええええ!!!!!!!」
横島は地面に激突する瞬間に体をひねりユリ子をかばう
そして横島の背中は地面に叩きつけられた
「うぉぉううう・・・」
横島はうめき声をあげる
「何で文殊が出ねんだよー」
と横島が手に霊力を集中するとポンッと言う音を立て文殊が三個出現する
「・・・・・・・」
横島はしばらく沈黙し
「何で今出るんだよー!!」
などと言っているうちに少年のケガのためかユリ子にかけられている麻酔のような霊気が消えた
「・・・う・・・よこ・・・しま・・・さん?」
ユリ子が目覚めすぐに視界に入ったのは横島が文殊に向かってギャ―ギャ―言っている所だった
「なっ・・・何してるんですか?」
ユリ子が声をかける
「あーもう畜生ー!!・・・・・・・・・ん?ユリ子ちゃん?」
やっと我に帰った
「大丈夫か!?ケガは!?」
「いえ・・・何にも・・・」
すると横島は一息つき
「そうかー良かった」
と横島
あんた実はフェミニスト?
「横島さんは?」
とユリ子が尋ねる
「え?」
と横島が自分のケガに気付いた
「うぐ!?」
その場にしゃがみこむ
「だ・・・大丈夫ですか!?すぐ救急車を!!」
「いや!!いい・・・」
というと横島は先ほど出した文殊に「回復」の文字を入れる
すると段々痛みが消えていく
「ふー・・・」
横島は助かったーというような表情で地面を見る
「な・・・何やったんですか?」
文殊の効果を知らないユリ子は疑問に思うだろう
「え?ああコレは文殊っつってな?これに霊力を集中させて一気に解放するんだ」
と説明
「ふーん・・・凄いですねえ!!」
ユリ子は感心する
だがあまり分ってないのでお世辞半分かもしれない
「え!?そう!?」
横島は誉められたので図に乗る
「まあとにかくこれからどうするよ?」
「そうですねえ・・・」
「とりあえず自分の家に帰るか?」
と横島は言うが
「それは嫌ですっ!!」
とユリ子がいきなり大声をだす
「うわっ!!びっくりしたー」
すると横島はユリ子が今にも泣き出しそうな顔なのに気付いた
「なんだか怖いです・・・横島さんがいないと・・・」
「・・・・・・・」
横島は黙り込む
「・・・・・・それじゃあ今夜は俺ん家にいとくか?」
するとユリ子の表情がいきなり変わる
「え!!いんですか!?」
「だってユリ子ちゃんが1人のときに襲われたらシャレになんないだろ?」
「あ・・・ありがとうございます!!」
「いいっていいって」
というと2人は横島宅に向かった













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