小鳩はいま…(その3)
投稿者名: Dr.しゅん
投稿日時:(01/ 1/19)
「なんじゃこれゃ!?」
アパートへ戻った横島はたまげた。
アパートがあったはずの場所は、悪霊がびっしりと群がり、そのまま空の彼方まで伸びていた。
「こんなんなっていたなんて」
たちまち戦意喪失する横島。
「私がやってみます」
おキヌはけなげにもネクロマンサーの笛を吹き始めた。
「キャー」
圧倒的な妖怪の壁におキヌは跳ね飛ばされてしまった。
しっかりと受け止めた横島の腕の中には、いまにも失神しそうなおキヌの体が…
「おいしい、おいしすぎる」
たちまち煩悩パワー充電完了。
「まっかせなさい!」
ありったけのエネルギーを注ぎ込んだ文殊を、横島はたたきつけた。
美神は先ほどから、これまでの様子をものかげで見ていた。
「何てたよりないやつなの」
横島のふがいなさに腹を立てていたが、反撃に転じたと見ると、タイミングを合わせて精霊石を放った。
最強のGSの合体攻撃!
「プシュッ!」
なさけない音がしただけで、何事もなかったように静まり返った。
「なんなのよ、これは!?」
断腸の思いのタダ働き、それがこんな結果になるなんて。
「なにやってんのよ、横島!」
飛んでいって横島をどつきたかった。でも、ここに来たことは内緒だ。出て行くわけに行かない。
「美神さんも、いらしていたのですか?」
おもわず美神は悲鳴をあげてしまった。放心状態のところに、ふいに声をかけられた。
振り返るとそこには…
今までの
コメント:
- 横島うらやましすぎー!! (トシ)
- 誰?
(予想・・・・かとらす←またマニアックなことを) (hazuki)
- 美神さん・・・・・・かわいい(笑 (四季)
- >アパートがあったはずの場所は、悪霊がびっしりと群がり、そのまま空の彼方まで伸びていた。
何とも壮絶な光景ですね。しかも精霊石すら効かないとは……横島と小鳩一家のオンボロアパートよ、さらば(泣)。 (Iholi)
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