ザ・グレート・展開予測ショー

ユリ子再び(3)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 1/18)

その日の夜
9時30分
横島とユリ子は今日の夜横島宅で待ち合わせする事になった
「ここね・・・」
ユリ子がアパートの階段の前まで来ると地図をもう一回見る
「よしっ!!」
一人暮らしの男の部屋に行くなんて初めてだ
心臓がドキドキしている
そしてカンカンという鉄の階段の独特な音を立てユリ子は横島の部屋の前まで来た
目の前にインターホンがある
そしてそれを押した
すると中でドタドタと急いでこちらに向かってくる音が聞こえた
「はーい」
と横島はドアを開ける
「えっ・・・と・・・」
「ああ、中に入って」
「はい」
ユリ子は横島の言うとうりに部屋の中へ入った
部屋の中はゴミや本が散乱していた
ちょっと匂いもあった
「散らかってるけど我慢してくれな?」
「ええ」
ユリ子は適当な所に座るとふうっと一息ついた
「さてと」
横島も座る
「・・・・・・・・・・・」
横島は沈黙する
「・・・・・・・・・・・あの?」
ユリ子が何で何も言わないんだと思い横島の声をかける
「・・・・・あのさ・・・」
「?」
「はなしする前にさ・・・」
「する前に?」
すると横島がユリ子に飛び掛った!!
「俺と素晴らしい夜をーーーーー!!!!!」
「きゃ・・・きゃあああ!!!!!」
横島はユリ子を押し倒すが
「ちょっとやめてくださいよ!!」
笑いながら顔に血管が浮かび上がっている
「な?ええやろ!?」
「もう!!いい加減に――!!」
とユリ子は横島を巴投げをしドアにたたきつけた
「う!?ひ・・・酷い・・・」
横島ダウン
「あ・・・」
ユリ子はやってしまった・・・という顔をしていた
だが
「いてて・・・」
横島は何事もなかったの用に立ち上がる
「だ、大丈夫なんですか!?」
「え?これくらいどうってことねえよ」
「・・・・・・」
ユリ子は!?の顔をしている
「・・・と、とりあえずあんな行動は慎んでください」
はあっとため息をつく
「わかったわかった・・・」
横島は笑いながら座る
「もう・・・」
ユリ子はむすっとした表情でまた座る
「さて・・・・・・ていうか何でユリ子ちゃんそんなに強いの?」
「あ、私部活で柔道やってたんですよ」
「ふーん・・・てことは普通の人間のストーカーとかだったら普通に退治できるわけだ」
「はい・・・でも振り向いたら誰もいないしでも歩いてたらまた雰囲気するし何か触られてる感じもするんですよ」
「触られてるうう!!??」
「はい・・・なんか誰もいないんだけど触られてる感じが・・・」
「・・・・・・・・」
横島は沈黙する
「・・・?、どうしたんですか?」
「・・・・・・・・・殺す」
「え?」
「殺す・・・」
「誰を?」
「そのストーカーだよ・・・・・・・・・絶対殺す」
「い、いや別に殺さなくても説得とか出来ないんですか?」
「出来ない・・・ていうかしない」
「なんでですか」
「女の子の体を触ってるんだぞ!?これがどんなけ難しいか分ってるのか!?ゆるさん・・・・・・許さんぞ・・・」
横島のバックに炎が現われる
「は、ははは・・・」
ユリ子は苦笑している
「よし!!行こう!!」
横島はガバッと立ち上がりユリ子の手を引っ張る
「え?ちょっと・・・」
ユリ子はよろよろと立ち上がり横島に引っ張られた
それから2人は外に出てしばらく歩く
「つけられてる感じがしたらすぐに言ってくれよ?」
「はい」
それから一時間後
「今日はそんな感じしませんねえ」
「・・・・・・・・・・・・もうちょっと歩いてみるか」
するとユリ子の表情が急に変わった
「・・・・・・来ました」
ユリ子はその場に立ち止まりガタガタ震えている
「え?」
と横島は振り向く
すると
「!?」
なにやら学ラン姿の少年がいる
体からは強力な霊気が放たれている
「アイツは?」

===続く===

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