答え。（おまけ）
投稿者名：hazuki
投稿日時：(01/ 1/14)
「なんか美神さんに抱きついてもど突き倒されないなんて変な感じですね・・」
と美神の身体の感触を確かめながら横島。
「たしかに、私が横島くんなんかに抱きしめられて大人しいなんて天変地異の前触れみたい」
そういってぎこちなく身体を離す美神。
その顔は未だ赤い。
・・・どうにか晴れて両思いというものになったが、お互い今までの関係に慣れすぎているためかどおゆう態度がいいのかとつい考えてしまう。
「恋人」というものの距離感がいまいちつかめていないのだ。
現に今だって、二人とも心臓がばくばくとうるさくてどんなことを話せばいいのか、分からない。
横島に至ってはまさかこんな事は予想すらしてなかったので、（振られた後の事しか考えてなかった）いつもの煩悩が出る隙も無い。
・・・あ。
「あ・やべええっ」
といきなりがたんとソファから立ち上がり横島。
「え？」
と何事かと美神。
「関さんに仕事ことわらねーと！」
うわっすっかり忘れてたと横島。
「・・・どーゆう事かしら？」
と美神。
横島はここにくるまでの経緯を簡単に話す。
「・・・・あのくそじじい」
と真っ赤になり頭を抑え美神。
「くそじじいって美神さん・・」
というなり、美神は横島の身体を触り始める。
「な？」
と横島。
「いいからちょっとじっとしてて！」
と美神。
「・・ぜったいあの人ならこの辺にー」
ぺたぺたと、横島の身体を探る。
いつもなら、そのまま襲うところなのだが・・美神の真剣な口調と様子になすがままになる。
と、しばらくして横島の頭部から美神は小さいーピンくらいの機械を取り出した。
「やっぱし・・・」
と憎憎しげにその機械を眺めながら美神。
「なんすかそれ？」
と横島。
「盗聴器にきまってるでしょ？」
と美神。
「とうちょうき？」
と横島。
なんでそんなもんが・・と横島が問うと美神はあのくそじじいが仕掛けたにきまってるでしょ？という。
美神はすうと息をすうと
「ったくさっさときなさいっこおんのばかおやじっいいいい！」
と大音量での賜った。
と、いうとたんたんと階段を上る音とかちゃりとドアが開く音。
「こんな時間に、そんな大声じゃあ近所迷惑だろ？」
そして苦笑交じりの柔らかい声とともに、関が現れた。
「・・・こんな大声ださせてんのは何処のどなたさまかしらあ？」
と腕組みをして、美神。
「さあねえ？令子のせいじゃないかい・・どーやら一人でかなり飲んでたみたいだし」
のほほんと関。
「・・そーいやそーですねえ」
と横島。
「・・・・うるさいわねっ！そんな事はいいの！」
と美神。
「まったくさっきはあんなに可愛かったのになあ」
とため息をつき関。かちゃんとすいっちが入る音と共にさっき二人でかわされた言葉が流れる・・・
・・なんでこんなー
・・おれもですよ・・
かあああああああああ。
「うわうわうあああああっけ・けしてくれっ！」
と両手で頭を抑え真っ赤になり横島。恥ずかしすぎるううううと叫んでいる。
「・・・なにが目的？」
と同じく真っ赤になりつつ美神。
「横島くんを相場の半額で貸して欲しいなあと思って」
スイッチを止めにっこりと関。
もちろんたまにでいいよ。と付け加える。
「・・半額・・」
「いいじゃないかせっかく、恋のキュウピットまでしたんだから・・あ・それとも横島くんに今日なんで僕と一緒にいたか教えてほしいかい？」
「年取ると人間陰険になるって本当なのね・・」
「それは誤解だよ。生まれた時から性格ゆがんでる人間はいるし。ほら僕の目の前にも」
「そうね、年齢のせいにして悪かったわ私の目の前に四六時中盗聴器を持ってあるくっていう生きた実例がいるもんねーおじさん？」
とおじさんを強調しにっこりと美神。
「まだ35歳なんだけどなあ？」
と苦笑する関。
「さんじゅうごお？」
と横島。
「あ・自己紹介が遅れたね。関俊介35歳。いちおう令子のハトコになるんだ」
で日本ＧＳ協会の理事でもあるんだけどねーと言って笑った。
・・関の見た目はどうみても20代である・・
「で・どうだい？」
と関。
「・・・わかったわよ・・相場の半分ね。その代わりほかの人材を借りるときは相場の四倍だからね」
と美神。
「おっけいおっけい」
と手をひらひらと振り関。
呆然と横島。
「まあこれで、たまに君と仕事もすることに思うけどよろしく」
と関。
「は・・はあ」
と横島。
「さてと、僕はそろそろ愛するはにーの所へと帰るかじゃあ・・」
とだけ言うと関はすたすたと何事も無かったように部屋から出ていった。
「・・・はにーって」
と横島。
「・・・いい年こいてなにいってんのよあのくそじじは・・・」
終わり
・・・いいのかこんなん書いて・・
今までの
コメント：
- 四季さん
コメントありがとおおっす♪もう本気で嬉しいよおおお
・・・えっと窓からは無理っちゅうか怪しいので、関さんには盗聴器つかってもたいました（犯罪？）なんか誉められて舞い上がってます（まじで）。
・・・おまけそのニかこーかなあとかかんがえてるし（やめとけ）
トシさん
あ・唸ってる（笑）でも賛成いれてもらって嬉しいっすコメントもまじ嬉しいし。
最初おきぬちゃん書こうかなとか思ったんですけど（笑）
でもそしたらみなさんと被ると思って。
でもここで賛成もらえるとは・・・ (hazuki)
- やっぱり関さんは最高です！！
特にいつも盗聴器をもっているなんて尊敬してしまいます。
それと関さんの顔を一度見てみたいものです。 (フォルテッシモ)
- ファルッテシモさん
コメント有難うございますまじでー♪
良かった・・ああ嬉しいっすーでも、ありがちでだめかなーとか思ってたんですけど（なんかべたなネタしか考えきれなくて）おまけ・・・変やしなー（笑）
つんちさん
うわー嬉しいっすまじでもうもうもうもう・・ふふふふ。
・・でもいいのかあ・・なんかこのおまけ変です・・あう。ちょっと反省中・・でも書いたからと思ってＵＰしたんですけど・・。
見捨てないでくれると嬉しいっす (hazuki)
- あやさん
うわーいまたコメント二回入れてもらってる（喜）
・・・今回は自分あやさんのコメントに踊らされたかも・・・・
いや嬉しくて・・今日書く予定入れてなかったのに書いてるし（あう）
しかも美神さんサイドからかこーかなあとかかんがえてるし（のせられてる？）
でもでもまじで嬉しかったです♪ (hazuki)
- ＡＲＳＥＮＡＬさん
うわっコメントありがとうございますもう嬉しいです。
え？スキになってくれてるし・・嬉しい。
自分は個人的にはどのカップルでも自分的には好きなんですけどねー
ただこのカップル（？）はここではみなさんあんまし書かないなあと思って書いただけです（笑）。
今のヒットはシロと横島くん（某作品の影響あり） (hazuki)
- ご馳走様でした♪
美神と横島のカップリングという王道ゆえに大変な作品をここまで違和感無く描かれたhazukiさん力量に感服ですっ。
晴れて恋人同士になった後も自然な美神さんの描写に、なんかホッとしてしまいましたー。やっぱ、あの人は威勢が良くて活発なのが似合ってますね。
にしても、関さん盗聴器とは･･･一瞬某ゲームのヒーロー（非誤植）を思い出してしまいました（笑
やっぱ、今回一枚上手なのは関さんだったつーことですかねー。
年の功かな？
おまけその２期待してます♪
もちろん他の作品も（にこにこ
ではー。 (四季)
- 変じゃないっすよ〜 見捨てるなんて勿体無い！！
でも・・見捨てるとか見捨てないとかって・・まだまだ新作書いてくれるんですか？
期待しています!! (つんち)
- ・・・・・・・・・・・。
俺的にはやっぱりおキヌちゃんの方がよかった。
でも俺hazukiさんの作品好きだしここのコーナーではそういう事は無しにしようと思って読んできたんすけど
話は良かったです
流石と思いました
次の作品期待してますんで
それじゃ！！ (トシ)
- hazukiさん、いいんですか？ 関をこんな変態にして（笑）。美神、多分ガキの頃からこの男に振り回されていたんだろうな、きっと（笑）。ともあれ、終了お疲れさまです。 (Iholi)
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