ザ・グレート・展開予測ショー

答え。


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 1/14)

5分経過ー
かちかちかち・・・
時計の音が妙に大きく聞こえる。
なぜか、すぐにくるだろうと思われた拒絶の言葉はまだ美神の口からは出てない。
はっきりいってこの沈黙ははりのむしろだ。
心臓が壊れないのが不思議なくらいの速さで鳴っている。
・・・いっその事さっさと振ってくれと思う。
こう・・間があくともしかして迷ってくれているかもとそんな事を考えてしまうのだ。
(んな事ありえねえか)
とらしくなく自嘲する。
「・・・・あのさ・・」
と美神。
美神が話して(?)くれた事に手のひらを顔から外し顔を美神のほうを向く。
視線の先にある美神は顔中真っ赤だ。
さっきより紅く多分これは酒のせいだけではないだろう・・・
「な・・なんすか」
と横島。
喉がからからに乾いていて口から出る言葉が掠れているのが自分でもわかる。
「本気なの今の言葉?」
らしくなく躊躇ったような口調。
「・・・本気じゃなきゃこんなそら恐ろしい事いえませんって」
とどこか諦めたように横島。
「恐ろしいってどーゆう意味?」
「・・・・まあそれは置いといて」
「・・・・・おきぬちゃんとしろと小鳩ちゃんと愛子ちゃんはどーすんのよ」
と美神。
「・・・どうするってなにがですか?」
「みんなあんたに惚れてんでしょ?」
と怒ったように美神。
「・・・でも俺が惚れてんのは・・・美神さんですけど」
ほんと困った事にー 自分でも思うんですけどねえと付け足す。
「でもなんで、おきぬちゃんやしろや小鳩ちゃんや愛子ちゃんが俺に惚れてるんっていうんですか?」
・・と首を傾げ横島。
はああああああ
と特大のため息をつきがっくりとうなだれる美神。
「・・・先が思いやられるわね」
「へ?」
「先が思いやられるっての!」
「・・・いまいち意味がつかめないんですけど?」
と横島。
「・・・・いわないと分からない?」
意味ありげに笑い美神。
「全然。・・・」
と横島。
「しかたにわねえ・・」
次の瞬間美神がソファから立ったと思うと、横島の鼻先数センチの場所に居た。
そしてその身体を横島に預ける。
「/////////」
と硬直してぱくぱくと口を動かす横島。
いつもなら、ここでおれの愛をうけとめてくれたんですねーと叫んで抱きつき返し襲うのだがどーやらそこまで頭が回らないらしい。
ふわり
と美神の薫りが鼻を掠める。
・・・・
「これでも?」
「・・・・・・・・・へ」
横島は肩口にある美神の顔をみると・・・・
さっきよりも紅くもうこれ以上無いくらいになっておりー
「・・・・・も・もしかして」
と横島。
「そうよ・・そのもしかしてよ・・たくなんでこんながきのしかも家の従業員・・しかもどすけべに惚れたんだか・・」
と悔しそうにだけど嬉しげな顔で美神。
どうやら、自分の想いには答えてもらっているらしいがあんまりといえばあんまりの言葉に苦笑する。
「まあそれはおれも同じですよ・・」
そして横島はそっと美神の背中に恐る恐る手を回す。
それは神様が生まれて2000年と一日後のたわいも無い出来事
終わり
・・おまけあります
いや関さんのフォローしてませんし(・・でもどーしよおかな)

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