ザ・グレート・展開予測ショー

小竜姫の挑戦(6)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 1/14)

「うおおおおおおおおおおおお!!!!」
横島の体が変形していく
爪がさらに伸び肩が異常に膨れ上がり
腕が伸び腕や脚の筋肉が倍ぐらいに太くなる
口からはよだれが垂れ髪が伸び額に亀裂が入り三つ目が出現する
その目は血の涙を流している
「うおおおおおお・・・・・・!!」
横島の体から血が吹き出る
「ぶっ・・・ころしてやる」
「横島さん!?」
おキヌは変り果てた横島の姿に恐怖を感じた
「くくく・・・ちから・・・ちからだあああ!!」
横島の体から霊波がものすごい勢いで放出され全員吹っ飛ぶ
「みな・・・殺し・・・だあ!!」
そう言うと一瞬でエミに近づいた
「死ねえ!!」
「くっ!!」
横島はエミの腹部をえぐろうと手を伸ばすが
「危ないエミさん!!」
タイガーがかばう
ドスドスッ!!
「ぐわっ!!」
「うっ!?」
かばったのはいいが横島の手がタイガーの腹を貫通しそのままエミの体も貫通した
「・・・・・・・・」
横島は無言のままタイガーとエミを刺したまま腕を上に上げた
「ひひひ・・・」
するとそのまま2人を観客席まで放り投げた
距離は50メートルほどあるのに三秒ほどで席にぶち当たった
このスピードでぶつけられては普通死んでいるが体が頑丈なタイガーがクッション代わりになったいたのでエミは助かった
だが内臓が潰れているし出血もひどい、もう虫の息だ
「エミ!!タイガー!!くそ!!」
と美神は後ろを見るが自分の足元で冥子が気絶してるのに気付いた
「ちょっと冥子!!」
「美神君!!ここはいったん引こう!!」
唐巣が提案するが
「ダメですよ!!」
とおキヌ
「ほかのみんなはどうするんですか!?このままほっといたら死んじゃいますよ!!」
やられたほかのメンバーは今すぐにでも病院に連れて行きたいところなのだ
特にエミはあと一時間も立たないうちに死んでしまうかもしれない
「・・・じゃあどうするのかね?」
「やるしかないでしょ!?」
美神は神通鞭を振り回す
「そうですね」
ピートは両手に霊力を集中しだす
「勝算は無いがね!!」
唐巣は構える
おキヌはけが人をヒーリングしている
「行くわよ!!」
三人は横島を取り囲む
「・・・・・・・」
横島は棒立ちだ
少し笑っている
「ダンピール・フラッ・・・・・・・・・・・・ぐふ!!」
ピートは引き裂かれる
「横島くん!!いい加減目を覚ましたまえ!!」
と唐巣は言うが首を絞め持ち上げられそのまま床に叩きつけられた
「弱い!!つまらん!!」
と横島は美神を睨む
「横島・・・」
言うと美神は神通鞭を横島に向かって飛ばす
しかし横島は受け止める
それからつかんでる神通鞭に霊気を流し込む
すると神通鞭を伝わって美神の方向に火花が走っていった
「なっ!?」
火花が美神の前で爆発する!!
「うっ!!」
美神は全身軽いやけどになり吹き飛んだ
「くだらん」
横島は美神の頭を踏みつける
美神の頭が地面にめり込む
「ううっ!!」
「ははは!!こうやっていたみつけるのはなかなかおもしれえなあ!!」
横島は次から次へと美神に蹴りを入れる
美神の口から大量の血が流れる
「横島さん!!もうやめてくださいよ!!」
おキヌが叫ぶ
「・・・・・・・・・・・・・・そういえばお前もいたなあ・・・」
横島は美神を蹴るのをやめおキヌの方に向かって歩き出した
「お、キヌちゃん!!逃げて!!」
美神は言うが迫り来る横島恐怖で動けない
「横島さん!!目を覚ましてください!!」
おキヌは必死に呼びかけるが
「へっへっへっ!!ぶっ殺してやる!!」
横島は聞く気にもなってない
「死ねえ!!」
横島の手に霊気が集中する
そしてもう霊力の塊がおキヌに放出される寸前
「横島さぁーーーーーーーん!!」
おキヌが泣きながら叫ぶ
次の瞬間
「!!・・・・・・・おキヌちゃん?」
横島が人格が元に戻った
「!!」
横島は手から放出される霊気に気付き手を自分の体の方に向けた
「ぐはっ!!」
横島はそのまま倒れる
「横島さん!!」
おキヌは横島に駆け寄る
「横島さん!!横島さん!!」
おキヌが横島の上半身を抱き起こす
だんだん人格だけでなく横島の体も元に戻っていった
横島は自分の精神力と霊力で文殊の効果を一定時間消したのだ
「くっ・・・おキヌちゃん・・・」
「横島さん!!」
「これを」
横島は文殊を出し「殺」の念を込めそれに全霊力をつぎ込む
「横島さん?」
おキヌは文殊を受け取った
「まさか・・・」
「ああ・・・それで俺を殺してくれ・・・」
「そ、そんな事できるわけありませんよ!!」
「やるんだ!!俺もいつまで俺でいられるかわからねえ!!」
横島は怒鳴る
「そ、そんな・・・」
「みんなを傷つけた俺が悪いんだ・・・これは罰だと思えるさ・・・」
横島の目から涙が落ちる
「何で横島さんはそんなにすぐ死のうとするんですか・・・・・・・・・・・・・・・私には横島さんが必要なのに・・・大切な人なのに!!」
「・・・・・・・・・・・・惚れてる女の子を守る為さ・・・」
「・・・・・・惚れてる女の子?」
すると横島はおキヌの涙を手でふいてやりながら
「ああ・・・おキヌちゃんを守る為なら俺は命なんかどうも思わねえ」
微笑みかける横島
「横島さん・・・」
おキヌの目からどんどん涙が流れる
そして2人は抱き合った
そのまま時が過ぎる
「・・・・・・・・・・・・・・・・ん?」
横島が異変に気付いた
「何で俺化け物にならないんだ?」
「あ!!・・・確かにもうかなり時間たってますよ?」
「なんか押さえつけてる感覚も無い・・・もしかして・・・」
「もしかして?」
「文殊の効果完全に消したのかも」





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