ザ・グレート・展開予測ショー

プリンセス・オブ・ドラゴン(その1)


投稿者名:CSU
投稿日時:(98/ 1/ 7)

〜主役は小竜姫さま(の予定)〜

キキッ
美神事務所の前に一台の車が止まった。

鬼門「着きましてございます、小竜姫さま」
小竜姫「ご苦労」

車の中から現れたのは小竜姫さまであった、
小竜姫「鬼門の二人はもう帰っていいわよ」
鬼門「小竜姫さま、では・・・」
小竜姫「ええ・・・」
といいつつ鬼門の二人は帰っていった。

美神事務所内部にて
美神「小竜姫がここに来たってことは、また、魔族の武闘派か何かが反乱を起こしたとか言うんじゃないでしょうね、冗談じゃないわよ、ついこの間アシュタロスを倒したばかりだって言うのに」
おキヌ「まーまー、美神さん何もそんな決めつけることもないじゃないですかまずは話を聞いてみましょうよ」

美神「小竜姫さま、今日はどんなご用件で」
小竜姫「突然、お邪魔してすみません、実は美神さんに相談したいことがあって・・・非常に私的なことで申し訳ないのですが・・・」

ここから回想シーン
*****************************

斉天大聖老師「小竜姫、小竜姫はいるか」
小竜姫「はい、何でしょうか、斉天大聖老師」
老師「実はな、天界からおまえ宛にこんなものが来ておるのだ、『下の者、妙神山管理人、小竜姫を竜神王陛下(コミックス7巻参照)の后として命ずる、よって3日以内に天界までくること、なお、この決定に不服がある場合は、正当なる理由を持って陛下に直接交渉すること』という内容だ。」

驚きのあまり目を丸くした小竜姫が一言
小竜姫「何で私が・・・」
老師「おまえも知っておる通り、先日、竜神王陛下の后が亡くなられてな、その跡継ぎを決める会議が先日開かれて、詳しい事情はよくわからんがおまえに決定したのだ。」
小竜姫「でも私、まだ結婚だなんて考えたこともありませんし・・・」
老師「どっちにしろ、断るなら陛下が納得できるような理由を持っていくのじゃな」
小竜姫「陛下が納得できるような理由といってもどうすればいいんですか、老師」
老師「それは自分で考えることじゃな」
小竜姫「そんなぁーーー」

*****************************

小竜姫「で、色々考えたのですが、私、こういったことにはてんでうとくて・・・」
美神「ふーん、なんだかどっかで聞いたことのあるような話ねー。」
おキヌ「あ、そういえば美神さんも昔、似たようなことがありましたね。」

その言葉を聞いて小竜姫がずいっとおキヌに詰め寄る
小竜姫「で、その時美神さんはどんな方法で相手の方を納得させたのですか」

真顔で質問する小竜姫に圧倒されながら、おキヌは質問に答えた
おキヌ「え、えーと、確かあのとき美神さんは、横島さんを恋人役にして
・・・」

おキヌの言葉を遮るように美神が怒鳴る
美神「おキヌちゃん!よけいなこと言わなくていいの、大体そんなことで竜神王みたいなお偉いさんが納得する訳ないでしょ」

言い終わったあと美神がふと小竜姫のほうを見やると、何やら真剣な面もちで考え事をしているようだ。
美神「しょ、小竜姫さま、まさか本気でそんなこと考えてるんじゃないでしょうね」
小竜姫「その方法、結構いいかもしれませんね、実は今、天界では、横島さんはアシュタロスを倒した人間として有名になってるんですよ」

ここで横島登場
横島「おはようございまーーす、ってあれ?、なんで小竜姫さまがいるんスか」
おキヌ「あ、横島さんおはようございます、実は、かくかくじかじかで・・・」

横島「ふーん、で小竜姫さまはどうするつもりなんですか」
小竜姫「そのことで横島さんにお願いが、あの・・・、竜神王陛下と会ってるときだけでいいですから、私の恋人のフリをしてもらえませんか」

・・・・・5秒ほど沈黙してる横島

横島「お、俺が・・・小竜姫さまの・・・恋人?・・・」
美神「あんた、フリだけって言ってたのが聞こえなかったわけ」

横島「こーなったら、もー、神様と人間の禁断の恋にーーーー!!」
美神、小竜姫「ちがうでしょーーー!!、(ガンッ×2、)」


〜続きます〜(次回の舞台は天界です)







今までの 賛成:3 反対:1
コメント:

[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa