ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「4、破滅の腕輪〜おキヌは二度と起きぬ〜」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 1/13)

「きゃあああぁぁっっ!!」

Ultla Attacking Kingdam・・・通称UAK。
その基地の存在する場は、政府の遥かなる地下に作り上げられた霊的都市。
その一帯に突如、おキヌの叫び声がこだました。

「どうしたの、おキヌちゃん。」

美神が駆け寄ってくる。
おキヌの体には別状はないようだが、それにもかかわらず、何かにおびえているようだ。
一体、何が起きたというのか。
おキヌの指差す先には何も見受けられない。
おキヌにしか見えていない何かがある、そう確信した美神は「姿をあらわしなさい」という言葉とともに
神通昆をおもむろに霊力をこめて伸ばす。
・・・・が、まったく伸びていなかった。
全く持って謎の現象であり、美神が驚愕していたそのとき・・・・

「れーこちゃん〜〜〜〜〜。」
「どうした、何か事件でもおきたのかっ!?」

と、今度は唐巣神父と六道忠夫の妻・冥子が駆け寄ってくる。

ここで改めて説明するが、横島忠夫は六道家の婿となる条件で六道冥子と結婚している。
だがそれだけではなく、ジュダ星人があのアシュタロス最終形態を、ウルトラ6兄弟を一時壊滅に追いやった
という究極怪獣・グランドキングのボディーと融合させて生み出した最強ボディーを身に纏って大復活したのだ。
それを、六道家初代の者が横島忠夫に伝え、その旨を忠夫本人が六道家の父親に相談したという理由もある。

「冥子、気を抜いちゃだめよ。」
「え〜〜〜〜?」
「新手の敵かもしれないわよっていってるの!」
「美神くん、気をつけたまえ。」

・・・が、既に遅かった。
会話している隙に、どんどん、おキヌの呼吸が荒くなっている。
そういえば、おキヌちゃんが一番初めにエミさんが死んでいるのを発見したんだ・・・!
このことに気が付いた唐巣神父が今ふと漏らした言葉だった。

「おキヌちゃんっ!」
「・・・・美・・・・みか・・・・・・・み・・・・・・・・・・・・・さああ・・・」

どんどん、おキヌの意識が薄れていっている。
このままでは、おキヌは二度と起きぬ人となる・・・・。
そう気づいた美神は、介抱してやる。

「おキヌちゃんっ、一体、どうした・・・・の・・・・・・・・・!?」

すっと、おキヌの心臓が止まった。
・・・・・沈黙・・・・・するしかないのか、突然の心停止であった。
もだえ苦しんだ様子もなく、にこやかに笑った死に顔のおキヌ。
本当に一体、何が起きているんだ・・・・・?
とその時、先ほどおキヌが指差していた方向でなにやら落ちる音がした。
コトッ・・・・・と。
その方向をたまたま唐巣が見やる。

「これは・・・腕輪!?」

エミさんが死に絶えた際に発見された物と全く同じ物である。
とても信じられない光景である。
誰もが望んでいなかったこの光景は、周りの人間を青ざめさせていた。
次は、誰がなくなるのか。
そう思って腕輪のそばに不意に近づくと、霊気のようなものを感じる・・・・・・
どこかで嗅いだことのある霊気・・・・!
そう、これはまさに普段タイガーが嗅いでいる霊気と瓜二つであった。

「まさか、エミさんじゃケンノーー!?」

謎が謎を呼ぶばかりであった。
真相は一体何なのか?
現在のログキャビンB4号棟の建つ前に存在していた井戸。
その井戸の中、山村貞子の死体の更なる下に埋められていたのを発見された謎の装置、
それはかつて、ドクターカオスが死津喪比女とおキヌの魂とを分離させるのに使用した仮死装置の原形そのもの。
つまりそれは、ヌル時代で出会ったマリアの魂を山村貞子の体へ転送させることに成功させたのだろうか?
そう踏んだ警察が、カオスが高山竜司、浅川和行、高野舞、その他の殺人容疑者であるとして連行させた今、
カオスと最も近い関係にある冥子&忠夫が究明していくしかしかない。

さあ、真実へ向け動き出せ!!

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