ザ・グレート・展開予測ショー

告白。(その6)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 1/10)

「そーいってくれたんは嬉しいですけど・・やっぱ遠慮します」
じっと湯のみを見つめながら横島。
ぱさり
と少し長めの前髪が落ちてきて横島の表情を隠す。
「本当に?」
と関。
「はい」
と横島。
「本当の本当に?」
と再び関。
「・・はい」
と再び横島
「本当の本当の本当に?」
三度関。
「・・・・・・:・あの・・いい加減に・・・」
顔を関に向けつかれたように横島。
「いやちょっと信じられなくてね」
とすまんすまんといって笑う。
「そりゃまーそうでしょう」
と俺もなんで断ってんのかわかんないですよ。と言う。
「そうかあ。残念だなあ」
といって関は寂しそうに笑った。
「・・すいません・・・でもホントなんで俺なんですか?優秀とかいってももっと、他にすごいやつ・・美神さんとかいるじゃないですか」
と横島が心底不思議そうに聞くと
「優しいからだよ」
と穏やかに言った。
「・・優しい?」
自分を指し横島。
「ああ。ほらその証拠にさっき僕が攻撃の方に能力が傾いているってきいてどう思った?」
「・・いやすげえなあと」
「自分を守れないのに?」
「だって考えたんでしょ・・守らなくても勝てる方法を・・それでいままで勝ってるんやし・・すげえじゃないですか」
という横島。
「だから君と仕事がしたかったんだけどなあ」
残念だと呟く。
・・・・・・・?なんでこんな事で自分と仕事がしたいんだ?
「やっぱり金銭より恋人がいいのか」
と落胆したようにお茶のおかわりをしつつ恨めしげに言う。
「はあ?」
と横島。
「ん?横島くん令子の恋人だろ?」
と関。
「・・・・・・・・・違いますよ」
とならいいなああああとおもいつつ横島。
「え?違うのかい?」
首をひねる関。
「まーいつかはあの体はものにするって予定ですけどね」
と横島。
「え?横島くんは彼女を好きじゃないのかい?」
と不思議そうに関。
「へ?」
と横島。
「体だけかい?彼女があの性格でもなくてもいいのかい?あの外見なら?あの高飛車で、相手の都合より自分の都合が大事といってなくても」
・・・・・関はどうやら美神を正しく把握してるらしい。
「・・・・う・・」
と横島。
自分でもだいがいくさってるという自覚はあるのだが、美神はあのとんでもない性格だからいいと思っている。
外見と同じくらい、あの強い何も恐れて無い燃えるような瞳が好きなのだ。
本人には絶対に言えないが
つづく
・・・終わらない(半べそ)

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