ザ・グレート・展開予測ショー

小竜姫の挑戦(3)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 1/ 8)

「く・・・」
横島はよろよろと立ち上がる
腹は刃の幅の広い神剣でさされたのでキズは広い
胃も潰れている
「・・・・・・・・・・横島さんもっと本気でかかって来てくださいよ」
小竜姫あれから修行したので多少パワーアップはしている
横島に助けられて嬉しかったのだが同時に悔しかったのだろう
「くううう・・・・・」
横島は文殊に念を込め自分の体を回復する
「・・・・・・小竜姫様・・・本気で俺を殺すつもりですね?」
小竜姫は横島の問いには答えず黙っている
「・・・・・・・・・・じゃあ俺も本気で・・・」
文殊に念を込める文字は「超加速」
「いきますよ!!」
霊波刀を右手に発生させ小竜姫に突進する!
「・・・まだまだですね横島さん」
小竜姫は横島の霊波刀を受け止める
「な!?」
「生身の人間が超加速なんて使えると思ってるんですか?」
横島は弾かれる
「くっ!!」
「やっぱり人間に神族は勝てないわよね・・・・・・・・・横島さんもしょせんその程度ですね」
小竜姫は結界から出ようとする
別に横島に恨みとかは無いので力を試したらもう用は無かったが
「ちょっと待てよ!!」
横島には納得できなかった
横島は他人に自分の力をけなされるのはひどく嫌う
つらい事を思い出すからだ
横島は惚れた女を守れなかったのは自分が無力だからだと思っている
「どこ行くんだよ!?まだ勝負は終わってないぜ?」
横島は立ち上がる
「・・・・・・横島さん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あんたを倒せなかったら大切な人をまた失うかもしれない・・・あんたは何が何でも」
横島はキッと小竜姫を睨む
「何が何でも・・・!!」
が次の瞬間
ザシュ!!
横島の右腕が床にどさっと落ちる
「ぐあああああああああ!!!!」
右腕の付け根から血が吹き出る!
「・・・・・・・・・横島さん・・・・・・じゃあ私を倒してみなさいよ・・・・・・」
小竜姫は横島を挑発するように言う
ここまでしないと横島の本当の力は引き出されないと思うからだ
「くっ!!・・・・・おお!!やってやらあ!!」
と言うと横島は美神の方を向いた
「美神さんアレ・・・使います・・・後はよろしくお願いします」
すると美神の顔色が変わる
「ばっ馬鹿!!アレは使っちゃダメって言ったでしょ!?」
「でもこれしか小竜姫様にかつ方法が無いんです」
「じゃあもうやめればいいじゃない!!あんた最近自分の命粗末にしすぎよ!!」
それを聞いていた小竜姫は
「・・・・?それほど危険で強力な技なんですか?」
横島に尋ねる
「・・・・・・・そうですね・・・・・・」
そう言うと横島の文殊が紫色の光を発した
「・・・?あの文字は・・・・・・・・・・・・・・・・・・暴走!?」
横島の文殊には「暴走」の二文字が写っていた
「小竜姫様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うぐっ!!」
横島はその場にしゃがみこむ
「うがあああああああああああああ!!!!!」
横島の体から強烈な光が放出される!!
「くっ!!」
小竜姫と周りの観客はとっさに目をつぶる
やがて光りはおさまり横島の周りには煙が漂っている
「・・・・・・・・・・・横島さん?」
煙が引く
「・・・・・よっ!!横島さん!?」
小竜姫は横島の姿と邪悪な妖気で今までには感じた事の無い恐怖を感じた

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