ザ・グレート・展開予測ショー

小鳩はいま…(その2)


投稿者名: Dr.しゅん
投稿日時:(01/ 1/ 8)

「美神さん、たいへんだ!」
事務所のドアを勢いよく開ける横島。、オフィスのイスには美神の姿はなかった。
音を立てないように注意深く浴室の前に忍び寄る横島。美神の居場所は直感ですぐわかる。

「毎度毎度みっともないマネをしてんじゃないの!」
絶妙のタイミングでドアを開き、横島をノックアウトした。
「急ぎの用だったから…」
頭から血を流しながら言い訳をする横島の姿に、物音を聞いて賭けつけたおキヌも、呆れるのを通り過ぎて言葉もなかった。

「で、用事ってなんなの」
イスにふんぞり返ると、美神は神通棍をさすりながら聞いた。
ドアの一撃より更にダメージを負った横島がフロアーに倒れていた。
「実は、オレの住んでるアパートに悪霊がわんさと集まって、放り出されてしまったんですよ!」
「文殊を使えば何とかなるでしょ」
「それが、ぜんぜん効かないんですよ。俺の力じゃ相手にならなくて、美神さん、助けてくださいよ」
「で、だれがお金を出すの?」
「……」
横島は言葉に詰まった。横島に払えるわけはない。

「そんなこと言っても、小鳩ちゃんが閉じ込められてしまったんですよ」
「小鳩が…」という言葉に一瞬反応した美神だったが、何事もなかったようにイスに座っていた。

「私もお手伝いします」
力を貸そうとしない美神に、おキヌはちょっと憤慨。
美神を連れ出せなくて、横島はしかたなくおキヌと2人でアパートへ引き返した。

そこに見たものは…

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