ザ・グレート・展開予測ショー

告白。(その3)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 1/ 7)

「ごめんなさい関さん・・・」
ぐりぐりと横島の後頭部をヒールの踵で踏みつけながらシオらしい声で謝る美神。
「これが噂の横島くんかあ・・確かにかなり個性的だね」
と半ば感心したように床に視線を落としながら関。
「・・・ただの煩悩全開男よ」
と美神。
床から横島の抗議の声があがるが無視。
遠巻きに恐る恐ると言った感じで他の客や店員が見ているにも関わらずごくごく普通に会話(しかも横島を踏みつけたまま)をしているこの二人(とくに関)只者ではない。
「でも、彼の事だろう?」
と意味ありげに関。
すうっと美神の表情が消える。
「権利は彼にあると思うけど?」
「・・・・・・・・・馬鹿」
というとぐりっと全体重を乗せて横島の頭を踏みつけ開放する。
いててて!!!
と横島の悲鳴が店に響き渡った。
「残念だったねえ」
と関はにこにこと笑いつつすっとその場にかがんだ
既に形が変わったと思われる後頭部をさすりながらその場に座り全ての元凶(とかってに横島が思ってる)をぎろりと睨む。
「あんだよ」
と横島。
本当ならこいつを問答無用でぶちのめしたいのだが、そーゆうことをしたら美神からどんな恐ろしい目に会うか・・・考えるのもそら恐ろしい。
ので一応睨むだけにしておく。

ぞわっ
・・・理屈でもなんでもなく唐突に寒気を感じた。
何の理由も無くその場所から飛びのく。
次の瞬間ばああん
と音をたてて、床がなくなっていた。
「な・・・なななな」
・・・とぱくぱくと口を開き横島。
「・・・」
絶句する美神。
「すごいな」
と関。
すでに店内には客はいない。
「この僕の攻撃をなんの予告も無くかわしたのは君が始めてだよ」
横島と視線を合わせにっこりと笑った。
「で。どーだい僕の事務所にこないかい?」
とにこやかなまま関。
話が見えない横島は頭に「?」マークが浮かんでいる。
「給料は月給で一千万以上は保証するし、専用の補佐もつけるよ。」
とにこやかなまま関。
「いや」
と即答する横島。
つづく
・・・すいません・・あと一回って予告したのに書ききれませんでした
あと二回です

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