ザ・グレート・展開予測ショー

コンドルは飛んで行く その4


投稿者名:captain
投稿日時:(98/ 1/ 7)

 とにかくまだ続きます!!(captain)
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         コンドルは飛んで行く そのC
事務所へと戻った横島たちは遅い夕食をとり各自寝始める
雪之丞は横島と同じ部屋に寝泊まりすることとなった
「おい横島、おまえにはいろいろ聞きたいことがある、
小竜姫や魔族のジークたちが死んじまったって本当なのか?」
「ああ、妙神山で逆転号の攻撃をうけてな・・・あん時おれがもっと艦内を破壊しとけば・・・・・・」
「まあすんじまったことはしかたがないさ、
 しかし今日見たんだが美神はどうなってるんだ?
 おれじゃあまったく歯が立たんほど強くなってたぞ、
 それにおれは隊長のプログラムのモンスターすらすべて倒せなかった、
 おまえあの訓練やったことあるか?ありゃまともじゃないぜ、おまえ前妙神山でやった修業を覚えてるか?
 あん時の老師ほどではないがあの隊長のプログラムは結構すさまじかったぞ。」
「おまえ今日あれをやってたのか、どうりで傷だらけなわけだ、でもおれもやったことあるぞ、
 文殊をいくつか使えばレベルが30ぐらいまでならなんとか100鬼抜きはできるけどそれ以上はやったことないからなー。」
「なっ、なんだとっ、お前もあれをできるのか!?
 いつのまにおまえおれを追い越したんだ!?前までは同じぐらいだったのに・・・」
「まあな、おれだいぶ苦労したからなー、
 そのために厳しい修業もしてきて何度も死にそうになったりしたし・・・
 それにおれには負けてはならん理由があるのだ!!」
横島は拳を握りしめそういうと
「理由ってなんだ?」
と雪之丞が聴いてくる、横島は頭にルシオラの顔を浮かべると急に鼻血を出し興奮しだす、
それを見た雪之丞は
「すまん余計なことを聴いたみたいだな・・・まあそんなことはどうでもいい、
 すぐにおまえや美神に追いついてやるからな。」
と言うとすぐにいびきをあげて寝だす
そして次の朝・・・
「横島クン今日はあなたに任務の説明をしますからここに残ってなさい、
 あと令子たちは先に都庁にいって訓練でもしてなさい、
 もうあまり日にちがないから仕上げ程度にしときなさいよ。」
隊長は横島を事務所に残しあとの者を部屋から出す
「おれがなにをやるんすか?」
横島が隊長に向かって質問する
「じゃあ言います、私がなんとかしてあなたを二日後に敵戦艦に送り込みます、
 そこであなたは敵の所から脱出した日のことを幹部にこう説明しなさい
 ”夜散歩をしていたらおカルトGメンに見つかってしまい
  そのまま帰るとアジトがばれてしまうから逆のほうに逃げていたら捕まってしまって・・・”
 そう言えばおそらくあなたはだいぶ信用されているようですからまず大丈夫でしょう、
 それから目的の日にあなたの文殊を使い戦艦を太平洋におびき出すのです、
 異界に逃げられないように潜航装置も破壊しておいてください、
 幹部のほうは私と西条クン、雪之丞クンそしておキヌちゃんでなんとかします、
 そうすればすぐに令子をそちらに送り込みますから後はいっきにアシュタロスを撃破してください。」
隊長がそう言うと
「それにしてもどうやっておれを逆転号に?」
と疑問に思い聴く
「それは後のお楽しみです、まあそのことは心配しないで訓練のほうを受けてなさい、
 今回はあなたの手に人類の平和がかかっているのです、
 そのことをわすれないように!!じゃあ私たちも行きましょうか。」
隊長はそう言うと横島を引っ張って都庁へと向かい訓練を再開した
そして二日後・・・
「横島さん、いよいよですね頑張ってくださいよ!!」
おキヌの声援が聞こえる
「あんた死ぬんじゃないわよ、今回はあんたにかかってるんだから・・・
 もし死んだりしたら許さないから・・・」
美神の心配そうな声がする
「大丈夫ですよ、それより無事作戦が終了したら一晩おれのものにッ!!」
横島がそう言い美神に飛びかかると
「あんたもういらんわっ、死んでこいっ!!」
と美神が事務所から蹴り出す、すると
「なに寝てるんですか、さあ行きますよ雪之丞クンも乗りなさい。」
隊長が外でまっていた
「本当に私たちは行かないでいいの?」
美神は隊長に再度確認する
「おまえたちが来てはだめなの、
 それよりうまく行くかどうかはテレビでも見てなさい、今日中継で状況が伝わるようになってるから。」
そう言うと隊長は車を走らせる
東京都某山地・・・
「ついたわよ、さあ降りて。」
横島たちは車から降りると妙な形をした壁に囲まれているグラウンドに入った
中央には十字架が立ててある、そして周りにおカルトGメンの隊員たちがたくさんいる
「ここでなにを?」
横島が不安そうに聴くと隊長はニッコリと微笑んで
「すぐ終わるから心配しないでね、さあこっちよ、
 まず横島クンを十字架に縛ります、そして後は雪之丞クンの出番よ。」
と横島を縛りつけながらそう言う
「なんかいやな予感が・・・」
横島がそうつぶやいた時だった
周りのスポットライトがいっせいにつき横島を照らし出す、
 すると数台のテレビカメラが姿を現す、そして隊長はマイクを持って
「ただいまより魔族幹部の処刑を行います!!」
と叫ぶ
その状況をテレビで見ていた美神とおキヌはズッコケている
「何じゃー!!処刑ってどういうことじゃー!!きいとらんぞー!!」
横島はなきながら叫ぶ
しかしそれを聞こうともせず隊長は空間にひずみを作りそのテレビ中継を異空間にながしだした
「じゃあ雪之丞クン後はお願い。」
隊長がそう言うと
「まってたぜ、やっとおれの出番だな、クックックッ、横島悪く思わんでくれよ、これも作戦だ。」
と雪之丞は妙な笑いを浮かべて魔装術に身をつつみ出す
「まっ、待て落ち着くんだ・・・なにをする気だ!?これはどういうことだ!?
 おれは何にもきいとらんぞ!!早まるなっ、雪之丞やめろ!!やめてくれー!!」
横島が必死に雪之丞を説得しようとするが雪之丞はそんなことをかまいもせずに横島に霊波攻撃をしだす
「さあ魔族のお嬢ちゃんたち!!早く来ないとこいつの命はないよ!!」
隊長は異空間に向けわざとらしい言葉を放つ
一方逆転号では・・・
妙な信号が飛んできたのでとりあえず受信してみたパピリオがびっくりしている
「ポッ、ポチ!?」
そしてすぐにコックピットへ向かい
「土偶羅様!!ポチがっ、ポチが・・・」
と、あわてて言うと周りにいたルシオラとベスパがドッキッとする
「どうしたパピリオ、前にも言っただろポチはおまえが首輪をとったから悪いんだぞ、
 もういいかげんあきらめろ。」
土偶羅が言うと
「ちがうでちゅっ、これを見るでちゅ!!」
とパビリオはモニターを映す、
するとそこには雪之丞の手でボコボコにされている横島が
「たっ、助けてくれー!!誰でもいい、死んでしまうー!!」
と泣き叫んでいる姿が写った
隊長や雪之丞からしてみればただの芝居だが、横島にとってはシャレではすまなくなっている
「魔族幹部の処刑が始まりました!!
 何でもこの魔族は夜出歩いていた所をおカルトG面隊員に発見されただちに逮捕され
 それから身柄を拘束されていたもようです、
 先日の裁判では即刻死刑判決がくだされ今日ここ東京の山中で今行われているもようです、
 以上中継でお伝えしました。」
モニターがテレビの音声を受信してそう伝える
「早く助けるでちゅ、土偶羅様急いで!!」
パピリオが必死に説得するが土偶羅は罠だと思いすぐには承諾しない
「ポチにはかわいそうだが助けてやることはできん、前のように艦を傷つけられてはたまらんからな、
 しかも今アシュタロス様が一人で結晶を取りにいった今、逆転号のエネルギーは消費するばかりだ、
 でも近くまでは行ってやろう、後はおまえがなんとかしろ。」
土偶羅も横島のことを気に入っていたので助けてやろうと思った
「ありがとう土偶羅様!!」
パピリオはとても喜び笑顔になる
「私も行くよ、あいつには借りがあるからね。」
意外にもベスパまでそんなことを言いだす
そんな中一番きになっていたルシオラはどうしていいかわからず艦内に残ることにした
[横島たちはアシュタロスがまだ逆転号にいると思っているのだった・・・]
     コンドルは飛んで行く そのC完




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