ザ・グレート・展開予測ショー

小鳩はいま…(その1)


投稿者名: Dr.しゅん
投稿日時:(01/ 1/ 6)

小鳩はいま、悩んでいた。
相変わらず貧しかったけど、いままでも明るく乗り越えてきたし、いまでは前より暮らしもよくなっている。
貧乏神から福の神にかわった貧ちゃんは、相変わらず何をやってもドジばかり。でも小鳩はそんなことは気にしていなかった。むしろ小鳩たちのために一生懸命努力する姿に感謝しているくらいだ。

「横島さんのことなの」
同じアパートに住んでいると言っても、ほとんどスイーパーのバイトに出かけてしまい、帰りは夜遅くなることが多い。サボりながらも出席日数の関係で何とか学校へ出てきたときくらいしか会うことができない。
「卒業したら、もう会うこともできなくなってしまうから…」
教室ではいつもと変わらず明るく振舞う小鳩。悩みがあるなんて、誰も気がつかなかった。

「それが青春なのね。私にはうらやましいくらい」
愛子には小鳩の気持ちが良くわかった。教室妖怪の愛子がこのクラスに受入れられるきっかけとなったのが横島だ。バレンタインデーには、義理チョコ、というより同情チョコを贈ったこともある。結果は横島を苦しめる結果になったが。
小鳩の気持ちを察して話を聞くしか、愛子にはできなかった。

小鳩の様子は貧ちゃんも感じ取っていた。
「横島のことやろ」
一度聞いたことがある。
小鳩はあいまいに首を振っただけだった。貧ちゃんにもそれ以上の力はなかった。

そんなとき、小鳩の住んでいるアパートに、大変なことが起きた。

===============================================

Dr.しゅんです。Drはドラゴンの称号、竜神族の末裔。
前回は、自己紹介をしたところで何者かに襲われ、予告編しか書けませんでした。
今回何とかここの文を書けるまでに回復しました。これも、ずっと傍で看病してくれた小竜姫のおか…
「バコッ」
「グギャッ」
「ガキッ」
「グブッ」

「こんなんばっかりやがな」

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa