宿敵(というか一方的に)番外編。
投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 1/ 4)
はあああああ。
雪之丞はそのまま地面にめりこみそうなため息をつきつつくいっと顔を上げ目の前にある建物を眺めた。
そこは「美神令子徐霊事務所」。
ここに来るのはもう何度目だろうか?
一人ではやっかいな仕事が来るたびにココの見習いGS(と言っても実力からして見習いということ事態おかしいのだが←このじじつを本人に知らせたひにはこの事務所の主からどーゆう目にあうか考えただけでも恐ろしい)
の力を借りている。
そして今回もいつものごとく力を借りに来たのだが・・・・。
(また美神の旦那と交渉かよ・・)
と雪之丞は気分が暗くなっていくのを自覚していた。
ここの事務所の主はどーやら従業員の価値を正しく理解しているくせにその従業員の能力が外に広く知れ渡るのを嫌っているらしい。
まあ今更無駄だと思うが・・・
その従業員の名前はこの世界ではもう知られすぎている。
知らないのは従業員本人ぐらいだろう。
それはまだいい・・。
やっかいなのは、従業員を一時でも、借りるとなるとそりゃもう半端じゃない金額をふっかけられるのだ。
それこそがその従業員の力を正しく理解している証だと思うのだが(まあそれだけでもないが)元々の従業員の給料を知っているだけに雪之丞の侘しさもひとしおである。
しかも従業員にまだ半人前だと思わせておきたいらしく絶対に従業員本人にそれらしい事を言わないように硬く口止めされている(どーゆう方法かはこの場では言わないほうがよいだろう)
それを毎回毎回約束して(誓約書まで書かされて)金額をぎりぎりまで値切る。
徐霊自体よりこっちの方が疲れると言っても過言では無い。
それならばこんなことまでせずに他の自分も他のGSを当たればよいという話なのだが、どうしてかそーゆう気にはなれなかった。
他のGSで腕利きでもっと料金も安くいやつもいるー。
だがあんなに仕事がしやすいー
あの自分のぎりぎりの命のやりとりを一瞬の光のような・・・・
自分の能力を限界まで引き出して相手を倒す・・だしかに生きていると感じる瞬間を
自分は自分の大切な人を犠牲にしてもなお生きていると大切な人が自分に残してくれた力はちゃんと自分が生きる為にあるという事を。
多分・・・いやきっとあの従業員は知っているから。
その事実を言うわけではない。
ただ自分の「こころ」のありかを知っているのだと思う。
だから従業員と仕事がしたいわけなのだが・・。
(・・・・たく。だから一緒に事務所ひらきゃいいのに)
と思うがまあ無理だろうとも思う。
あの事務所の主とその他の従業員があいつを離すわけがない。
そう思い口元に笑みを刻んだ瞬間ー
「なにやってんだー」
と従業員の声がした。
あまりのタイミングのよさに苦笑する。
「仕事に決まってるだろ?横島」
とふりかえりながら雪之丞はそう言った。
その従業員がおもいっきり嫌そうな顔を予想しつつ。
そしてその予想は大当たりであった。
おわり。
・・・・・・現実逃避が激しい今日この頃(笑)
今までの
コメント:
- とうとうこっちでも書いちゃったよとーく
ゆ「・・・もうなにやってるのかしら・・・」
は「・・・・」(びくびく)
ゆ「いくらその場おもいつきで書いたからって・・・」
は「・・・・会話してません・・はい」
ゆ「「」がついたのなんてたった二つよ?」
は「・・・・・・・逃走!」
ゆ「こらっ」
といいなにが棒状のものをものすごい勢いでなげるどすっと言う音とともに倒れるは
ゆ「いちおう雪之丞くんのうずうずの理由を書こうとしたらしいわよ?」
・・・・・・・は沈黙 (hazuki)
- いいやないですか!!会話が少ないのは
俺なんかほとんど会話やし・・・(涙)
とにかく二つ同時進行ではきついかもしれませんが
俺はいつまでも応援してますよ!! (トシ)
- 会話なんて気にすること無いですよ
会話で埋め尽くされた文章もねぇ・・・(人の事いえません) (ハーシーイオニー)
- 読んでて楽しいし違和感もないから全く問題なしっ、ですっ(断言
雪、ちょっと屈折してるけど、やっぱ、いいキャラですね。
hazukiさんのキャラへの愛情が伝わってきますですよ、ハイ。
これからもえとーくんよこっち共々頑張って欲しいです。
hazukiさんも、新年早々二作品同時進行大変でしょうけど、お体に気をつけて下さいね。
では。 (四季)
- 横島「(きょろきょろ)ふう、雪之丞は「は」の字の所か。」
>あの自分のぎりぎりの命のやりとりを一瞬の光のような・・・・
>自分の能力を限界まで引き出して相手を倒す・・だしかに生きていると感じる瞬間を
横島「……おい衛藤、やっぱりこんなアブナい奴の助手は止めた方が……。」
衛藤「雪之丞さん、いつかきっと僕は貴方に認められる男に……(うっとり)。」
横島「……いや、もう何も言うまい。お前らと俺とは居るべき世界が違うみたいだ(泣)。」
雪之丞「何いってんだ横島?」
横島「うわおうっっ!! お前、いつからそこに!?(どきどき)」
雪之丞「今しがただが? それより、俺達は同業者、同じ世界に居るじゃねえかよ。」
横島「(よかった、聞かれてないようだな)ああ、そうだな、わははははははっ!!」
衛藤「? あ、雪之丞さん、お帰りなさい!」 (Iholi)
- ↑あらら、しまった! どうやら「ゆ」の字を混同していたらしい(笑)。 (Iholi)
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